2015年9月1日（火）、カエルとメダカ

　秋雨前線が居座っているせいか、夫はしきりにメモをしている。

　「カエルとメダカ」という詩を作ったというのです。ちょうどタイムリーな詩である。
詩をご紹介します。

　「カエルとメダカ」

　殿様のべべを着た殿様カエル

　白メダカの水槽に

　近づくと警戒しているのか　緊張した面（かお）つき、大きな目、

　くちもとをキューッと結び　精悍そのもの　イケメンの殿様カエルだ

　ゲロゲロ

　みなの者　苦しゅうない　もそっとちこう

　余は戦さは大嫌いだ　みなと戦のない国づくりめざそうと思う

　あいわかったか

　ゲロ　ゲロ　ゲロ　

　さらに近づくと　白メダカもジイーツとしている

　仲よく遊んでいるようには見えない

　ピヨンと草むらに飛び込んだ

　数日後　火鉢水槽の姫メダカと一緒に

　あっちこっちとおよぎまわっている

　姫たちに囲まれ　幸せそうな顔つき　

　余は満足だ　メダカ大好き　ゲロゲロゲロ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2015年8月　　ばってん

　こんな詩を作って殿様カエルと同じように満足そうな顔をしていました。



本人は、大事にしている白メダカが1匹になってしまい、同居している殿様カエルに憎らしさを感じているはずなのに、殿様カエルに愛情を抱いているのがちょっとおかしい。本音はどこにあるのかしら。　

　第2弾も考えているようですが、内緒だそうです。楽しみにしています。