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JAGUAR XJ6L SERIESⅡ

2007-01-07 02:07:15 | Engine

今回はクルマのお話です。
30年前の運転免許を取得した頃から20代になったら乗る車と
30代になったら乗る車を若輩ながら自分は決めていました。
それは自分のファッションやライフスタイルにも係わる事で
その当時、現役で走っている欧州車は今と比べて絶対数も少なく
メンテナンスも大変でしたが車好きの憧れであって洋服と同じ様に
ファッションの一部であり重要なギアと言う事も認知していました。
20代の車は次回に紹介と言う事で今回は30代に所有していた
思い出の“JAGUAR XJ6L SERIESⅡ”の紹介です。中古で入手した
カノジョは歴代のジャガーシリーズの中でも“英国の貴婦人”と称され
日本に正規輸入されていたJAGUAR XJ6L SERIESⅡは心臓部が
排ガス規制から北米仕様のエミッションコントロールされたものです。
パワーは若干物足りないものの低速から湧き上がるトルクは
秀逸で街乗りでは不服無い加速感と“猫足”と称される足回りは
Wウィッシュボーン独立懸架でレーシングフィールドからフィードバック
されたエンジニア泣かせの凄いコストの掛かった仕様で
現代の電子制御された足回りでは表現出来ない機械仕掛けの
機構は猫科の足の様に柔軟でもあり俊敏でもある感触がステアリングを
介してドライバーに伝わる凄いモノ。全長が5メートル超もある
横綱サイズなのにコクピットはタイトでドライビングが愉しく
ドイツ車とは全く違う佇まいは本当にオシャレなカノジョでした。

フロントマスクは伝統の4灯と粋な砲弾型フェンダーミラー。

テールランプの形状はドングリ型で「ギュッ!」と絞り込まれた
官能的なヒップ。

インテリアは正しく英国の佇まいでウッド&レザー。
オートマチックトランスミッションのレバーはバターナイフ型。
操作レバー&スイッチ類のON-OFFの切り替えの感触までもが
全て官能的で自分の中で今も一番のクルマです。
当然、今は手元にはありませんが忘れられないイイ女でした。(笑)
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