たまおのページ

遊びと旅のページ。
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いつものとこやはっちがつ

2013年08月12日 | Weblog
 8月 12日

 いつもの床屋でした。

 朝11時ごろに床屋へ着いたんです。ガラス越しに
店の中を見たら、床屋のおねぇさんがソファに座って
コーヒーを飲んでいましたよ。(笑)

 「忙しいから一休みしてるの?」
 「そうだよぉ。朝から犬の散歩したり、録画して
おいたTV番組を見たり、とにかく忙しいんだよ。
今日のお客はたまおちゃんが初めてだし。」

 「そりゃタイヘンだねぇ。アタイがお客で来たから
商売しなきゃいけないじゃない。せっかく他のことを
してたのにさ。」
 「そうだよ。しかたがないから仕事するか。あっ、
その前にコーヒー飲む?」 
 てなわけで、まずはアタイも一休みでした。(^O^)/

 しばらくするとおねぇさんの友だちがやってきました。
 「犬の散歩終わったよ。足を洗って、水を飲ませて
やんなきゃ。」
 「こないだ買った○○はどうした。使ってみた?」
 「死んだ夫の隠し子が出てきて、遺産の分配でもめて
いるのよ。」
   などなど、床屋というより人生相談ですよ。

 「タイヘンよね。遺産がある人は。私なんか弟の尻
拭いだったから、財産なんか残っていないわよ。」って
おねぇさん。
 「アタイも遺産放棄したから、相続がどうの。って
いうのは無いね。」
 「そうだよぉ。親の金を当てにしちゃダメだよね。」

 「親の金を当てにしたいときもあったけどね。もともと
貧乏だったから、私も高校中退で親方のところへ住み込み
弟子だったしさ。」
 そうなんですよ。父親が死んでしまったので、経済的に
苦しくなって、おねぇさんは高校1年のときに中退して、
葛飾区の理髪店に住み込みでした。

 いろいろな話をしているうちに、おねぇさんの田舎の
話になったんです。
 ある市で美容院をやっている友だちがいて、仲良しな
んだ。とかね。

 んで、「私の母親は後妻だったから、苦労したのよ。
先妻の子どもとか、親戚とか。」
 「なかなかタイヘンだよね。そういうのって。」
 「それでね。父親の写真が残っていないのよね。母が
死ぬ前に写真だけでも見せたかったんだけどさ。」
 「そうなんだぁ。写真もないんだねぇ。」
 
 「そうしたら、伯母が持って行ったことが分かったのよ。
伯母といっても付き合いはなかったし、もうとっくに
死んだし。それでもダメ元で伯母の娘に手紙を書いたの
<もし父親の写真があったら送ってください>ってさ。」

 「で、どうだったの?」
 「送ってきたわよ写真。見せてあげるね。」
 (ここで散髪は中止、おねぇさんの父親の写真を見る
ことになりました)(^^ゞ

 ときどきこうなるんですよ。以前は同窓会の写真を
見せられたこともありましたからね。
 そいでもこの日は早く刈ってもらいましたよ。1時間
10分だったもの。(^O^)/
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