大分県における不正により教職に就いた者の処分の方法はおかしい。
採用取り消しの処分はするが、希望者には臨時講師としての勤務を選択できるようにした。
そして、その取り消し処分を受けた中の多くが臨時講師として勤務する事になるようだ。
処分を下す側のあり方も、処分を下された側の対応も一般常識から外れている。
建前上、一応処分しましたよという程度のことで、実質的には、「まあまあ、このくらいで世間は納得させられるでしょう」ということだろう。
誰かお偉いさんのポケットマネーで不正就職者の給料が賄われているのであれば、そのお偉いさんの意のままでよいのだろうが、使われているのは公金である。
本人が知らなかったからでは済まされない。
本来ならば公教育の教師として採用されていなかった者たちに、臨時講師として居残る選択肢を与えた事は間違っている。
処分を下された者は、一度その職を退き、公教育の教師として働くという情熱があるのならば、次年度以降の採用試験を受けるという流れが当たり前ではなかろうか。
表面的な処分で、「トカゲの尻尾切り」ならぬ「トカゲの尻尾残し」のようなことをしていたのでは、いずれまたその弊害が根を伸ばしてはびこることにも繋がるだろう。
もっと巧妙な手法を考え出すのではなかろうか。
不正就職者の21人が居なくとも、本来の合格者や臨時講師の希望者も含めて、予備の優秀な教職希望者はいくらでも居るはずだろうに。
臨時講師として残るという事は、事の重大さに対する認識が無いのに等しい。
そのような者たちから教わる事になる無垢な子どもたちの教育上も好ましくないことだと私は思う。
そのような事を容認してしまう父母も含めた関係者の対応にも理解に苦しむ。
悪事も、特定の者たちが行った事に対しては、目をつぶったり無かった事にできるのだという悪しき認識を根付かせてしまうことにつながりはしないだろうか。
豊田かずき
採用取り消しの処分はするが、希望者には臨時講師としての勤務を選択できるようにした。
そして、その取り消し処分を受けた中の多くが臨時講師として勤務する事になるようだ。
処分を下す側のあり方も、処分を下された側の対応も一般常識から外れている。
建前上、一応処分しましたよという程度のことで、実質的には、「まあまあ、このくらいで世間は納得させられるでしょう」ということだろう。
誰かお偉いさんのポケットマネーで不正就職者の給料が賄われているのであれば、そのお偉いさんの意のままでよいのだろうが、使われているのは公金である。
本人が知らなかったからでは済まされない。
本来ならば公教育の教師として採用されていなかった者たちに、臨時講師として居残る選択肢を与えた事は間違っている。
処分を下された者は、一度その職を退き、公教育の教師として働くという情熱があるのならば、次年度以降の採用試験を受けるという流れが当たり前ではなかろうか。
表面的な処分で、「トカゲの尻尾切り」ならぬ「トカゲの尻尾残し」のようなことをしていたのでは、いずれまたその弊害が根を伸ばしてはびこることにも繋がるだろう。
もっと巧妙な手法を考え出すのではなかろうか。
不正就職者の21人が居なくとも、本来の合格者や臨時講師の希望者も含めて、予備の優秀な教職希望者はいくらでも居るはずだろうに。
臨時講師として残るという事は、事の重大さに対する認識が無いのに等しい。
そのような者たちから教わる事になる無垢な子どもたちの教育上も好ましくないことだと私は思う。
そのような事を容認してしまう父母も含めた関係者の対応にも理解に苦しむ。
悪事も、特定の者たちが行った事に対しては、目をつぶったり無かった事にできるのだという悪しき認識を根付かせてしまうことにつながりはしないだろうか。
豊田かずき