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日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

雲仙市の妖怪「タヌリラ」

2011年10月23日 | インポート
 雲仙市には妖怪「タヌリラ」が生息しているらしい。

その配下の太鼓もち集団で金庫番の「イエスマンズ」や「ウラギりーズ」を従えて、毎夜雲仙市内の集会所に出没し、訳の分からない声を発したそうな。

ある集会所では、聴衆の中の1人が述べた感想に対して激高し、聴衆を威嚇したそうだが、それを目の当たりにした多くの聴衆は、頭領としての資質に疑問を感じ、ただただ呆れかえったそうな。

普段はタヌキの様な形相が、その時にはゴリラのような形相だったという。

そのようないきさつで、「タヌリラ」と呼ばれるようになったらしい。

配下の「イエスマンズ」の中には、そのような頭領の下での奉公に疲れ果てて、髪の毛の一部が抜け落ちる病を患っている者もおるそうな。

また、「ウラギリーズ」と呼ばれる太鼓もちの中の1人は、自分が生まれ育ったふるさとを裏切り、6年前に自ら明言した言葉をいともたやすくすりかえて、年長の配下の者たちを追い越して出世頭になっているそうな。

また別の「ウラギリーズ」のひとりは、ふるさとにおった頃は存在が分からないほどにおとなしかったが、頭領の側近に取り立てられてからは、脈絡のない言葉を必要以上に並べてしゃべるようになり、ふるさとの近傍の人たちからは好まれてはいないそうな。

現実とは大きくかけ離れた数字を示して、結果が膨大な数値になるような金額をはじき出し、その金額で民の代表たちに是非を判断させるような手法にて結論を出させ、それを盾に、子や孫の世代に負担を負わせず住民サービスを優先するために苦渋の選択をしたそうな。

だから新しい館(やかた)は作らずに、既存の館(やかた)を増築して使うそうな。

支配する領土の地理的な条件を無視して、領土の中心部には主要な館(やかた)は新設しないで、その両側の地域の古い館(やかた)を増築するそうな。

かくして、雲仙市には中心市街地などという場所は存在しなくなり、企業誘致などは掛け声だけで実体が伴わず、若い衆の働き口の確保が難しくなり、人口は減少していき、妖怪タヌリラとその配下の者たちだけが良い思いをするような地域となって廃れていったそうな。