日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

予想外の一日

2011年11月03日 | インポート
自分の思い過ごしから11月3日も勤務日だと思っていたが、暦では文化の日という祝日だった。

昨日、勤務先で隣の人が客先との電話の会話の中で、「明日は祝日ですので発送はあさって以降になります」と言っているのを耳にして、今日が仕事を休める日だと気付いた。

仕事日だと思い込んでいたのに休みとなれば、なんだか得をしたような予想外の一日となった。

起床時間もゆっくりで良いし、新聞もじっくりと落ち着いて読める。

郵便受けを見ると、不在配達の書類が入っていた。

11月2日の昼頃に2通の現金書留を配達に来たが不在だったので、連絡をするようにとの文書だった。

その電話番号に電話をすると大村の郵便局が出て、事情を説明すると千々石郵便局であれば本日でも受け取ることは出来るが愛野郵便局は本日祝日のために休みなので、そこでは受け取ることは出来ないと言われた。

千々石郵便局も本日は休みだが、千々石郵便局の裏手にある集配センターは開いているのでそこでなら受け取る事が出来るとのことだった。

おろかな郵政民営化で、愛野郵便局は集配郵便局ではなくなっている。

大村市の郵便局で仕分けされた郵便物は、愛野郵便局を通り越して集配局である千々石郵便局に持ち込まれ、そこから逆戻りするような経路で愛野町方面への郵便物は配達されている。

非常に効率の悪いシステムになってしまっている。

郵政民営化によって露見した悪しき一例である。

配達を待つのであれば、本日の12時から14時の間なら千々石集配センターから配達できるとのことだったので、そのようにしてもらうように依頼した。

昼食を食べ、ゆっくりしていたら13時30分頃にその郵便物は届いた。

先日亡くなったおじちゃんの葬儀の折に立て替えていた香典を、関東地方にに住んでいる兄弟から送ってきたものだった。

その中に、脳梗塞で入院してリハビリ訓練中の妻の母あてのお見舞いも同封されていたので、休みでもあるしたまには顔も見てみたいので、妻とふたりで入院先まで届ける事にした。

入院先は私の長女が生まれた元産婦人科病院で、今はリハビリ専門の訓練所になっている。

入院先に着いた時には、リハビリの最中だったので、しばらくは自分たちも廊下の片隅で、同じように足の運動や指の運動をしてみた。

手の指の運動の中にはかなり難しいものもあった。

訓練が終わってから部屋に行き、お見舞いを渡し、同封されていた手紙を読んで、妻の母は涙を流して感謝していた。

予想外の良い一日だった。