ジャガイモ(ナス科)花言葉は、恩恵、情け深い。早春に種薯を植えると、開花は5~6月。葉の脇から花茎を伸ばし、白または淡紫色の合弁花を数個集めて開く。花は小さいが,畑一面に咲き揃うと見事。馬鈴薯は南米のアンデス山地原産。日本にはオランダ人がジャガトラ(現在のインドネシア)から持ち込んだので「ジャガタライモ」略して「ジャガイモ」と呼ばれる。●畝の頂に競うように咲く姿には、ひたむきなものの美しさが感じられる。地中の薯との対比も面白い。「じゃいもの花朝の蚊沈みゆく 阿部みどり」「じゃがいもの花のさかりのゆうまぐれ 日野草城」「じゃいもの花より雲の湧ける丘 伊藤白翠」「馬鈴薯の花の日数の旅了る 石田波郷」「じゃいもの花に言魂ねむりけり 佐藤鬼房」「嫁不足黄かむらさきか薯の花 丸山海道」「じゃいもの花の起伏の地平線 稲畑汀子」「じゃいもの花の地平の濁らざる 小檜山繁子」「子ら合唱昏れても白き馬鈴薯の花 酒井弘司」「じゃいもの咲いて子供を叱る声 山本洋子」。我が家でも、馬鈴薯の芽が出たので、植木鉢に一個植えて見たら花茎が伸びてきているが、果たして花が咲くだろうか?様子を見ているとこおろです。(一鉢に 植えた じゃがいも 淋しけり ケイスケ)