金魚草(ゴマノハエ科)花言葉は、清純な心。地中海沿岸原産の多年草で江戸末期に渡来した。切り花や鉢物がほぼ一年中出回る。庭では秋に種子を蒔くと5~6月に開花。草丈20~100㎝、花は茎の先端部に穂状につく。花色は桃,赤、橙、黄、白など、多彩。花形がユニークで、日本では金魚をイメージして「金魚草」の名が、イギリスでは竜をイメージして「スナップドラゴン」の名がある。改良が進み、近頃は四季咲きになり、花形もさらに華やかに。「金魚草よその子すぐに育ちけり 成瀬桜桃子」「いろいろな色に雨ふる金魚草 高田風人子」「道下が海女の花畠金魚草 小川恭生」「雨荒くなる魚屋の金魚草 大木あまり」「いつ死ぬる金魚としらず美しき 高浜虚子」(金魚草手向けん鉢は墓碑の前 ケイスケ)。