甘野老(ユリ科)花言葉は心のいたみを分かる人。山地に生えるユリ科の植物。高さ40~60㎝、茎は弧を描いて立ち、楕円形の葉を二列に互生する。5~6月、葉のわきから花柄を伸ばし、1~2個ずつ花をつける。長さ約2cm、淡緑色の筒状花である。「甘野老」は横に伸びる地下茎が太く、ヤマイモ科の野老に似て、甘味があることに由来する。「大和本草」には「黄精(あまどころ)」とある。「水漏れて日と親しみ咲ける甘野老 福原十王」「あまどころ夕日さびしくさしにけり 行方克己」「道しるべともなく傾くあまどころ 和田暖泡」。(まばらなる 日射しを受ける 甘野老 ケイスケ)