誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

罌粟

2014-05-19 05:56:48 | 日記

罌粟(ケシ科)花言葉は、慰め。東ヨーロッパ地方原産。我が国には中国から伝わった。草丈は1m近くなり、5月頃うなだれた蕾を起こして、紅、赤、白、紫などの四弁の可憐な一日花を開く。五月晴れの空の下に咲く罌粟の花は、華やかで明るいが、見る人の心により一種のかげりも感じさせる。観賞用八重咲きのもの、ひなげし、鬼罌粟など種類が多い。薊罌粟は薊に似て棘があり、黄色の四弁花を咲かせる。また球形をした実は罌粟坊主と呼ばれるのも面白い。そして、ある種の罌粟の未熟の乳液からは、阿片、モルヒネを製するので、栽培は禁止されている。「白芥子に羽根もぐ蟻の形見かな 松尾芭蕉」「散り際に風もたのまずけしの花 室井其角」「雛罌ひらく髪の先まで寂しとき 橋本多佳子」「罌粟散りぬけふ一日の一隅に 千代田葛彦」「白罌粟の脆くなりにし月の前 柴田白葉女」「首ふつて花と踊るや罌粟坊主 石原八束」。(類多き 罌粟一賊は 禁止花 ケイスケ)