11日(月)鳩山の農村公園の森を散歩したあと水くみ・入浴。夜は三河島の娘が送ってくれた毛ガニを堪能。近頃は築地で仕事をしている。就寝時に驟雨、涼しくなる。
東京オリンピックには中国は参加していません。IOCの加盟が認められていなかったのです。国連の代表権も台湾に認められていた時代で米国とも、日本とも国交がなく、red china 中共などと呼ばれていました。インドネシアで開かれていた新興国スポーツ大会に力を入れています。結果としてインドネシア、北朝鮮も不参加となりました。
アジアで最初の、しかも隣国の日本でのオリンピックの最中に核実験を行ったのです。中国政府にどんな政治的目的があったのでしょうか。
改めて「政府声明」を読んでみました。長い文章ですが皆さんも声を出して読んでみてください。どう思われますか。
1964年10月16日・中国初の原爆実験に対する中国政府の声明
中華人民共和国政府は1964年10月16日15時、一個の原子爆弾を爆発させ、第一回目の核実験を成功裡に行った。このことは中国人民が国防力を強化し、アメリカ帝国主義の核恐喝と核威嚇の政策に反対する闘争の中で勝ち取った大きな成果である。
自国の防衛はいかなる主権国家にとっても剥奪することのできない権利である。世界平和の擁護は平和を愛するすべての国家の共同の責任である。日増しに増大するアメリカの核威嚇に直面して中国はじっと手を拱いていることはできない。中国が核実験を行い、核兵器を開発するのは、迫られて余儀なくするものである。
中国政府は一貫して、核兵器の全面禁止、完全廃棄を主張してきた。もしこの主張が実現されていたなら、中国はもともと核兵器を開発する必要がない。しかし、我々のこの主張は、アメリカ帝国主義の頑固な抵抗を受けた。中国政府は早くから次のように指摘してきた。1963年7月、米、英、ソ三国がモスクワで調印した部分的核実験停止条約は、世界人民を愚弄する大ペテンである。この条約は三大核保有国の核独占の地位を固め、平和を愛するすべての国家の手足を縛ろうとするものである。この条約は、中国人民、全世界人民に対するアメリカ帝国主義の核威嚇を弱めないばかりか、かえってこれを強める、と。当時アメリカ政府は、なんら隠すことなく、この条約に調印することはアメリカが地下核実験をせず、核兵器を使用、製造、貯蔵、輸出、拡散しないことを意味するものでは決してない、と声明した。ここ一年あまりの事実も、このことを十分に証明している。
この一年あまり、アメリカはすでに行ってきた核実験の基礎の上に立つ各種核兵器の製造を止めたことはなかった。アメリカはさらに完璧にしようとして、ここ一年あまりの間に何十回にもわたって地下核実験を行い、その生産する核兵器をいっそう完全なものにしてきている。アメリカ原子力潜水艦の日本「寄港」は、日本人民、中国人民、アジア各国人民に直接の脅威を与えている。アメリカはいわゆる多角核戦力を通じて、核兵器を西ドイツの報復主義者たちの手にまで拡散し、ドイツ民主共和国と東ヨーロッパの社会主義諸国の安全を脅かしている。アメリカの潜水艦は核弾頭をつけたポラリスミサイルを載せて、台湾海峡、バックボ湾、地中海、太平洋、インド洋、大西洋に出没し、至るところで平和愛好国家、すべての帝国主義、新旧植民地主義と闘う国々の人民を脅かしている。このような状況のもとで、アメリカが一時的に大気圏内核実験を行わないというみせかけの現象があるからといって、世界人民に対するアメリカの核恐喝と核威嚇がすでに存在しなくなったと考えることが、どうしてできるだろうか。
周知のとおり、毛沢東同志には、原子爆弾は張り子の虎である、という名言がある。これまでも我々はそう考えて来たし、今でもやはり我々はそう考えている。中国が核兵器を開発するのは、核兵器の万能を信じて、核兵器を使用しようとしているからではない。まったくその反対に、中国が核兵器を開発しているのは、ほかでもなく、核大国の核独占を打ち破り、核兵器を消滅するためである。
中国政府はマルクス・レーニン主義に忠実であり、プロレタリア国際主義に忠実である。我々は人民を信じている。戦争の勝敗を決定するものは人間であって、いかなる兵器でもない。中国の運命は中国人民によって決定され、世界の運命は世界各国人民によって決定されるのであって、核兵器によって決定されるのではない。中国が核兵器を開発しているのは防御のためであり、アメリカの引き起こす核戦争の脅威から中国人民を守るためである。
中国政府は厳かに宣言する。中国はいかなる時、いかなる状況のもとでも、決して最初に核兵器を使用することはないであろう、と。
中国人民は全世界のすべての被抑圧民族、被抑圧人民の解放闘争を断固として支持する。各国人民は、自分の闘争に頼り、相互に支援し合うことによって、必ず勝利を勝ち取ることができる、と我々は確信する。中国が核兵器をその手に握ったことは、現在闘争を行っている各国の革命的人民に対する大きな激励であり、世界平和を守る事業に対する巨大な貢献である。核兵器の問題について、中国は冒険主義の誤りを犯すこともなければ、また降伏主義の誤りを犯すこともないであろう。中国人民は信頼できる人民である。
平和を愛好する国家と人民のすべての核実験の停止を求める善意の願望を、中国政府はよく理解している。しかしますます多くの国々が、アメリカ帝国主義とその一味の核兵器独占が強まれば強まるほど核戦争の危険が増大することを理解してきている。彼らがもし、あなたがたが持っていなければ、彼らはますます威張り散らす。彼らに反対する人々もまた持つようになってしまえば、彼らがそんなに威張り散らすことはなくなり、核恐喝、核威嚇の政策もそれほど効き目がなくなり、核兵器の全面禁止、完全廃棄の可能性が増大するであろう。我々は、核戦争が永久に発生することのないよう心から希望する。平和を愛好する全世界すべての国家と人民が共に努力し、闘争を堅持しさえすれば核戦争は防止することができる、と我々は確信する。
中国政府は世界各国政府に対して丁重につぎのように提案する。世界各国首脳会談を開いて核兵器の全面禁止、完全廃棄の問題を討議する。各国首脳会議はその第一歩として、核兵器の保有国と極めて近い将来核兵器を保有する可能性のある国家が、核兵器を使用しないこと、つまり、核兵器を持たない国に対して核兵器を使用しないこと、非核武装地帯に対して核兵器を使用しないこと、そして相互の間での核兵器を使用しないことを保証する義務を負う、そのような協定に達するべきである、と。
もしすでに大量の核兵器を保有している国家が核兵器を使用しないというこの点すら保証できないとしたら、核兵器をまだ保有していない国家に彼らの平和への誠意を信じて、可能なそして必要な防衛措置をとらないよう、どうして期待することができるだろうか。
中国政府はこれまでと変わることなく、国際的な話し合いを通じて、核兵器を全面的に禁止し、完全に廃棄する崇高な目標の実現を促すためあらゆる努力をはらうものである。その日が来るまでは、中国政府と中国人民は国防を強化し、祖国を防衛し、世界平和を擁護するため確固として変わることなく自分の道をあゆむものである。
我々は確信する。核兵器は人間が作ったものであり、人間が必ず核兵器を消滅することができる、と。
出典 http://www.pyongyangology.com/index.php?option=com_content&task=view&id=262&Itemid=32
東京オリンピックには中国は参加していません。IOCの加盟が認められていなかったのです。国連の代表権も台湾に認められていた時代で米国とも、日本とも国交がなく、red china 中共などと呼ばれていました。インドネシアで開かれていた新興国スポーツ大会に力を入れています。結果としてインドネシア、北朝鮮も不参加となりました。
アジアで最初の、しかも隣国の日本でのオリンピックの最中に核実験を行ったのです。中国政府にどんな政治的目的があったのでしょうか。
改めて「政府声明」を読んでみました。長い文章ですが皆さんも声を出して読んでみてください。どう思われますか。
1964年10月16日・中国初の原爆実験に対する中国政府の声明
中華人民共和国政府は1964年10月16日15時、一個の原子爆弾を爆発させ、第一回目の核実験を成功裡に行った。このことは中国人民が国防力を強化し、アメリカ帝国主義の核恐喝と核威嚇の政策に反対する闘争の中で勝ち取った大きな成果である。
自国の防衛はいかなる主権国家にとっても剥奪することのできない権利である。世界平和の擁護は平和を愛するすべての国家の共同の責任である。日増しに増大するアメリカの核威嚇に直面して中国はじっと手を拱いていることはできない。中国が核実験を行い、核兵器を開発するのは、迫られて余儀なくするものである。
中国政府は一貫して、核兵器の全面禁止、完全廃棄を主張してきた。もしこの主張が実現されていたなら、中国はもともと核兵器を開発する必要がない。しかし、我々のこの主張は、アメリカ帝国主義の頑固な抵抗を受けた。中国政府は早くから次のように指摘してきた。1963年7月、米、英、ソ三国がモスクワで調印した部分的核実験停止条約は、世界人民を愚弄する大ペテンである。この条約は三大核保有国の核独占の地位を固め、平和を愛するすべての国家の手足を縛ろうとするものである。この条約は、中国人民、全世界人民に対するアメリカ帝国主義の核威嚇を弱めないばかりか、かえってこれを強める、と。当時アメリカ政府は、なんら隠すことなく、この条約に調印することはアメリカが地下核実験をせず、核兵器を使用、製造、貯蔵、輸出、拡散しないことを意味するものでは決してない、と声明した。ここ一年あまりの事実も、このことを十分に証明している。
この一年あまり、アメリカはすでに行ってきた核実験の基礎の上に立つ各種核兵器の製造を止めたことはなかった。アメリカはさらに完璧にしようとして、ここ一年あまりの間に何十回にもわたって地下核実験を行い、その生産する核兵器をいっそう完全なものにしてきている。アメリカ原子力潜水艦の日本「寄港」は、日本人民、中国人民、アジア各国人民に直接の脅威を与えている。アメリカはいわゆる多角核戦力を通じて、核兵器を西ドイツの報復主義者たちの手にまで拡散し、ドイツ民主共和国と東ヨーロッパの社会主義諸国の安全を脅かしている。アメリカの潜水艦は核弾頭をつけたポラリスミサイルを載せて、台湾海峡、バックボ湾、地中海、太平洋、インド洋、大西洋に出没し、至るところで平和愛好国家、すべての帝国主義、新旧植民地主義と闘う国々の人民を脅かしている。このような状況のもとで、アメリカが一時的に大気圏内核実験を行わないというみせかけの現象があるからといって、世界人民に対するアメリカの核恐喝と核威嚇がすでに存在しなくなったと考えることが、どうしてできるだろうか。
周知のとおり、毛沢東同志には、原子爆弾は張り子の虎である、という名言がある。これまでも我々はそう考えて来たし、今でもやはり我々はそう考えている。中国が核兵器を開発するのは、核兵器の万能を信じて、核兵器を使用しようとしているからではない。まったくその反対に、中国が核兵器を開発しているのは、ほかでもなく、核大国の核独占を打ち破り、核兵器を消滅するためである。
中国政府はマルクス・レーニン主義に忠実であり、プロレタリア国際主義に忠実である。我々は人民を信じている。戦争の勝敗を決定するものは人間であって、いかなる兵器でもない。中国の運命は中国人民によって決定され、世界の運命は世界各国人民によって決定されるのであって、核兵器によって決定されるのではない。中国が核兵器を開発しているのは防御のためであり、アメリカの引き起こす核戦争の脅威から中国人民を守るためである。
中国政府は厳かに宣言する。中国はいかなる時、いかなる状況のもとでも、決して最初に核兵器を使用することはないであろう、と。
中国人民は全世界のすべての被抑圧民族、被抑圧人民の解放闘争を断固として支持する。各国人民は、自分の闘争に頼り、相互に支援し合うことによって、必ず勝利を勝ち取ることができる、と我々は確信する。中国が核兵器をその手に握ったことは、現在闘争を行っている各国の革命的人民に対する大きな激励であり、世界平和を守る事業に対する巨大な貢献である。核兵器の問題について、中国は冒険主義の誤りを犯すこともなければ、また降伏主義の誤りを犯すこともないであろう。中国人民は信頼できる人民である。
平和を愛好する国家と人民のすべての核実験の停止を求める善意の願望を、中国政府はよく理解している。しかしますます多くの国々が、アメリカ帝国主義とその一味の核兵器独占が強まれば強まるほど核戦争の危険が増大することを理解してきている。彼らがもし、あなたがたが持っていなければ、彼らはますます威張り散らす。彼らに反対する人々もまた持つようになってしまえば、彼らがそんなに威張り散らすことはなくなり、核恐喝、核威嚇の政策もそれほど効き目がなくなり、核兵器の全面禁止、完全廃棄の可能性が増大するであろう。我々は、核戦争が永久に発生することのないよう心から希望する。平和を愛好する全世界すべての国家と人民が共に努力し、闘争を堅持しさえすれば核戦争は防止することができる、と我々は確信する。
中国政府は世界各国政府に対して丁重につぎのように提案する。世界各国首脳会談を開いて核兵器の全面禁止、完全廃棄の問題を討議する。各国首脳会議はその第一歩として、核兵器の保有国と極めて近い将来核兵器を保有する可能性のある国家が、核兵器を使用しないこと、つまり、核兵器を持たない国に対して核兵器を使用しないこと、非核武装地帯に対して核兵器を使用しないこと、そして相互の間での核兵器を使用しないことを保証する義務を負う、そのような協定に達するべきである、と。
もしすでに大量の核兵器を保有している国家が核兵器を使用しないというこの点すら保証できないとしたら、核兵器をまだ保有していない国家に彼らの平和への誠意を信じて、可能なそして必要な防衛措置をとらないよう、どうして期待することができるだろうか。
中国政府はこれまでと変わることなく、国際的な話し合いを通じて、核兵器を全面的に禁止し、完全に廃棄する崇高な目標の実現を促すためあらゆる努力をはらうものである。その日が来るまでは、中国政府と中国人民は国防を強化し、祖国を防衛し、世界平和を擁護するため確固として変わることなく自分の道をあゆむものである。
我々は確信する。核兵器は人間が作ったものであり、人間が必ず核兵器を消滅することができる、と。
出典 http://www.pyongyangology.com/index.php?option=com_content&task=view&id=262&Itemid=32