川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

緒方正人さん

2008-12-21 09:49:29 | 出会いの旅
 昨夜(20日)遅く川越に帰り着きました。天草・水俣の旅の6日間、このような日々が続いていいだろうかというような穏やかな天候に恵まれました。不知火海の風光はまるで極楽浄土です。旅の最後の水俣の宿には遠い昔の同僚・賀明さん夫妻が訪ねてくれ、一宿二飯を共にしてくれました。90になる妻の母も寒さに弱いぼくもおかげさまで元気いっぱいです。
 
 旅の間は「川越だより」を発信することが出来ませんでした。にもかかわらず、この間も毎日たくさんの方々が覗いてくれました。ありがとうございます。

 今日はこれから東京に住むTさんご一家の餃子パーティに出かけます。Tさんは「中国残留孤児」でぼくの生徒だった洋介くんのお父さんです。親とも子ともそれぞれの方とつきあいがありますが一緒に集うのは久しぶりです。

 旅の最後に緒方正人(おがたまさと)という方と出会いました。水俣病の患者さんです。お会いしたわけではありません。資料館の展示を通してこの方の生き方(思想)に興味を持ち始めたところです。よろしかったら皆さんも緒方さんのお話を聞いてみてください。地獄の体験をくぐり抜けながら生み出されてくる思想の深みに感動を禁じ得ません。展示の最後に記されていた緒方さんの言葉です。

 「人は自然を侵さず、人は人を侵さず、人は自然の中にはぐくまるものなり
人は人と人との間に生きる人間でなければならない。」

 

  <いのち>のひびきあい~緒方正人『チッソは私であった』を読む~
無量という思い――直命、直魂に触れた緒方正人   最首悟http://www.geocities.jp/saishjuku/0119_t.html
  
 緒方正人さんhttp://www.southwave.co.jp/swave/6_env/ogata/ogata01.htm