「月」の残したしらみ退治の第二弾ということで妻は朝から大忙しです。僕は図書館に避難して新聞に目を通したあと、一時からスカラ座で映画を見てすごしました。
07年ハンガリー映画『人生に乾杯!』
あらすじ(映画館でもらったビラから)
運命的な出会いを機に結婚したエミルとヘディも、今では81歳と70歳。互いに恋に落ちていた頃のことなどすっかり忘れていた。年金だけでは暮らしていけず、借金取りに追われる毎日の中、ついに二人の出会いのきっかけだったダイヤのイヤリングまで借金のカタに取られてしまう。高齢者に冷たい世の中に怒りを覚えた夫のエミルは、イヤリングを奪い返すために持病のぎっくり腰を押して20年ぶりに愛車のチャイカを飛ばし、郵便局を紳士的に強盗!それを皮切りに次々と紳士的強盗を重ねていく。一度は警察に協力した妻のヘディも、奮闘する夫の姿にかつての愛しい気持ちを思い出し、手を取り合って逃げる決心をする。二人の逃避行は、やがて民衆を巻き込んで思いもかけない展開に…。
古くからヨーロッパとアジアが融合した独特な文化を作り上げてきたハンガリーを舞台に、年齢などものともせず、自ら幸せを掴み取ろうとする二人の老夫婦の粋で勇気ある行動を、ユーモアたっぷりで痛快に描く。
こちらのHPも参照してください。
『人生に乾杯!』http://www.alcine-terran.com/kanpai/
思いがけなくハンガリー映画を観ました。「社会主義」が崩壊して20年近くが経ちます。ハンガリーはどんな社会になっているのか?そんな視点から見ていました。
共産党の幹部?の運転手だった男とその妻が主人公。旧友はキューバ革命の信奉者で世間と隔絶して一人だけのキューバ世界を生きる。
年金が破綻して家賃の取立てに苦しめられる老夫婦の悲しくもユーモアにあふれる物語です。老夫婦の強盗事件がTVで報道されるにつれてやがて人々のヒーローになってゆくところに今のハンガリーが映し出されているのでしょうか?老革命家の最後の戦い。
ロシア革命は1917年でソ連の崩壊は91年です。この間の74年間というのは人類最初の「社会主義」で、「真の自由と平等」を求める人々の血を沸き立たせた時期も
あったわけですが、人類史にどういう風に刻まれるのでしょうか。人類の歴史にプラスの遺産となるものはあるのでしょうか?ハンガリーはソ連の支配に立ち向かった栄光の歴史を持っていますが、人々は共産党や共産主義を今、どう考えているのでしょう?映画に触発されてそんなことも思います。
07年ハンガリー映画『人生に乾杯!』
あらすじ(映画館でもらったビラから)
運命的な出会いを機に結婚したエミルとヘディも、今では81歳と70歳。互いに恋に落ちていた頃のことなどすっかり忘れていた。年金だけでは暮らしていけず、借金取りに追われる毎日の中、ついに二人の出会いのきっかけだったダイヤのイヤリングまで借金のカタに取られてしまう。高齢者に冷たい世の中に怒りを覚えた夫のエミルは、イヤリングを奪い返すために持病のぎっくり腰を押して20年ぶりに愛車のチャイカを飛ばし、郵便局を紳士的に強盗!それを皮切りに次々と紳士的強盗を重ねていく。一度は警察に協力した妻のヘディも、奮闘する夫の姿にかつての愛しい気持ちを思い出し、手を取り合って逃げる決心をする。二人の逃避行は、やがて民衆を巻き込んで思いもかけない展開に…。
古くからヨーロッパとアジアが融合した独特な文化を作り上げてきたハンガリーを舞台に、年齢などものともせず、自ら幸せを掴み取ろうとする二人の老夫婦の粋で勇気ある行動を、ユーモアたっぷりで痛快に描く。
こちらのHPも参照してください。
『人生に乾杯!』http://www.alcine-terran.com/kanpai/
思いがけなくハンガリー映画を観ました。「社会主義」が崩壊して20年近くが経ちます。ハンガリーはどんな社会になっているのか?そんな視点から見ていました。
共産党の幹部?の運転手だった男とその妻が主人公。旧友はキューバ革命の信奉者で世間と隔絶して一人だけのキューバ世界を生きる。
年金が破綻して家賃の取立てに苦しめられる老夫婦の悲しくもユーモアにあふれる物語です。老夫婦の強盗事件がTVで報道されるにつれてやがて人々のヒーローになってゆくところに今のハンガリーが映し出されているのでしょうか?老革命家の最後の戦い。
ロシア革命は1917年でソ連の崩壊は91年です。この間の74年間というのは人類最初の「社会主義」で、「真の自由と平等」を求める人々の血を沸き立たせた時期も
あったわけですが、人類史にどういう風に刻まれるのでしょうか。人類の歴史にプラスの遺産となるものはあるのでしょうか?ハンガリーはソ連の支配に立ち向かった栄光の歴史を持っていますが、人々は共産党や共産主義を今、どう考えているのでしょう?映画に触発されてそんなことも思います。