川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

嬉しい母子の再会

2010-12-22 07:33:52 | 友人たち
 昨日は土佐で言う「しびくた」日和で一日中ベッドの中でした。でも、TVを見た友人たちから時々かかってくる電話に出て励ましを受け、意を強くすることができました。

 特に嬉しかったのはかつて僕の生徒だった二人の友人からのメールです。

Aさん。
「先程、会って来ました。
とても良い娘に育っていてBさんにもCちゃんにも感謝の言葉しかありませ
ん。
旦那様になる人も、素敵な人で安心をしました。
2人で話しをさせて貰い…「お母さん」と呼んでくれて嬉しかった。
これからも連絡を取り合う事を約束して別れました。
本当にこの様な機会が持てて、ありがとうございました。」


 Aさんが23年ぶりに娘のRさんと会うことができたのです。

 Rさんがまだ赤ちゃんだったころ夫だったBくんと離婚して長い間互いに音信が途絶えていました。Rさんは「お母さんは亡くなった」と聞かされてBくんの実家で育てられました。
 さまざまな葛藤を乗り越えてRさんの結婚式を前にした昨日、母娘が再会を果たすことができたのです。
 AさんもBくんも僕の大切な生徒だった人です。それぞれの親御さんも僕とよく付き合ってくれた方々です。(どなたも亡くなってしまいました)。僕にできたことは潮満ちてRさんに条件が整ったこのときにAさんとBくんの通信の仲立ちをすることだけでした。
 Aさんにはその後にできた新しい家族がいます。Rさんの妹にあたる娘さんたちはRさんの存在を知らないままです。これからどのように展開していくのか見当はつきませんが長い不自然な歴史に終止符を打ち、どの人にとってもこれからの人生が豊かになっていくようにと願わずにはおられません。

 「先生いろいろありがとうございました。今娘とAちゃんが会うことができました。」

 実況中継のようなメールがBくんからも届きました。

 今日はRさんたちの結婚式だといいます。Bくんに「また一人になるねえ」と言ったら「いや、ずうっと一人ですよ。Rを育ててくれたのはCなんです」と言っていました。
 Bくんの妹のCさん、吾子と同じようにRさんを育んでこられたのでしょう。
「本当によかったですね。Rさんの結婚、おめでとう」。「Rさんのお母さんの仕事がやっと終わりましたね」。
 あなた方のご両親に付き合ってもらった日々に得たものはその後の僕の滋養となって人生を豊かにしてくれました。今日はどこかで人知れず微笑んでおられることでしょう。僕もとてもうれしい。