知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~
パンティストッキングという呼称は現在
放送禁止なのだろうか?(笑
「女性のストッキング」ときたもんだ。
しかし、高かったのですねえ。
うどん30円の時代にパンスト1着400円。
現在うどんを仮に500円とすると、パン
スト1着6,666円という事になります。
単純レートのみの比較で。
高い!!
そういえば、本革の革ジャンよりも化学
製品の人工皮革やビニールのほうが高い
時代があったというと信じられますか?
1970年前後がまさにそれでした。
でも、化学繊維のほうが普通の天然素材
の生地よりバカ高いという品物の業界が
ある。
それは、剣道やいあい道や合気道などの
道着。(稽古着という意味で使う胴着は
「正油」と同じく誤記。胴着というのは
歴史的に別な物を指します。被服の観点
からある物を説明したのが胴着。稽古着
という意味での着用服を指すのは道着です)
それらの生地が化学繊維の物はとても高い
金額設定になっています。
これね、思うに、多分だけど、1970年前後
の国内紡績戦争の頃の新素材として超高額
だったのをそのまま引きずってるのではな
いかなあ。
ゴアテックスのような複合新素材ではな
い物、しかももう50年前の素材で、開発費
はたっぷり回収、利益も莫大だったという
素材で、今更超高額にしている意味がよく
分からない。
古式武道の着物の素材価格は、正味のとこ
ボッタクリなのでは、と思うのです。
買い物レジ袋と対して変わらないんだか
ら。新開発の複合新素材以外は。
パンスト、もしかすると、1970年代でも
高かったのかも。
同級生の女の子たち、デンセンしたらか
なりショック受けてたものなあ。
ちなみに、1970年代は、真面目ちゃんも
ヤン女も制服にパンティストッキングを
はくのが定番です。
殆どが黒。ちょいカッコつけてグレーや
濃紺のストッキングにしている子もいま
した。
でも、純で超が付くお嬢様学校は白いソッ
クス三つ折りに髪は三つ編み限定、という
女子高もあった。
膝下あたりまでのソックスなどというの
は、ほぼこの世に存在しませんでした。
無論、ルーズソックスなどというクソだ
らしないのも世の中に存在せず。
総じて1970年代の女子高生というのは、
とても清潔だった。
そして、真面目ちゃんもヤン女もスカート
のヒダはピシッとアイロンしていた。
これは男子もピシッ。都内はそう。
まあ、パンストは高かったんですね、と
いうオハナシなんすけどね。
今夜の画像ではないのだけどね。
一体この山の上に滞空している物は何な
のか?
てなことなんだよね。
空中です、ここ。

ナイフを50丁も100丁も持っている人は
私だけでなく多分どなたもそうだろうと
思う。
「どのナイフにも思い入れがある」と。
そして、その中でも困難ではあるが、一本
だけ選ぶとしたらこれ、という心の支え
のようなナイフがきっとあることだろう。
私の場合は、20数年前に買った服部刃物
のこれがその「心の一本」だ。
めちゃくちゃ使い倒した。使って使って
使いまくった。
このモデルがブローニング・チーターの
コピーであるという事は服部さんの娘さん
から直に教えてもらった。
元々、剣友が1990年代前半に私にブロー
ニング・チーターをくれた。研ぎの練習に
でもしなよ、と。今、ポンギでワインバー
のマスターやってる人。
そのブロもめちゃくちゃ使い倒した。使い
まくりの研ぎまくり。
1990年代はそれ一辺倒という程に使い抜
いた。
ネームプレスによる表面の歪みもあったの
で、まっ平に研いだ。チーターのプレス
ネームは消えたが、ナイフの表面が平ら
であるほうが重要だ。
服部(上)とブローニング (下)。
どちらも服部刃物製。
鋼材はVG10と440C。
この二丁は本当に使い倒した。厳密には下は娘が小学校に上がる時に娘
にあげたので娘の物だ。
すごく喜んでいた。
そして、学校の林間学校のキャンプに持っ
て行こうとしたら学校側から止められた。
ふーむ。たった30年で世の中様変わりした
もんだ。これは神奈川と広島県の違いでは
ないだろう、多分。時代だろう。
そして、娘が持つ学校で指定された彫刻刀
を見た。刃先に全部ガードが付いている。
そんなデタラメな物で芸術彫刻などできる
道理がないし、木工の学習にもならない。
国立大附属はなかなか良い教育をしている
なあと普段は感じていたが、こと刃物に
関しては完全に亡国の教育だね、と感じ
た。まあ、他の公立並み。
もしかすると同じ大学附属でも私立校の
ほうが有益な情操芸術面での児童教育を
しているかも知れない。
で、ハットリのナイフについて、これま
でのあらゆるナイフのうち総合的に最良
に思うのだが、二つだけこうだったらな
あと感じる点がある。
それはハンドルの細さとソングホールが
無い事だ。
それだけは、時代なりにオールドスタイル
なのだから仕方ない。
しかし、細いハンドルは細かい作業には
向くが、焚き付けのフェザー作りなどは
極めてやり辛い。
ブレードシルエット自体は申し分ない。
まあ、普通にキャンプで食材切ったり、
ちょっと紐を切ったりする為のナイフな
のだろう。
そうしたハンドルをやや太らせて保持性
を良くしたケーパーブレードのナイフに
オルファの初めての本格的アウトドア用
ナイフのサンガがある。山河のサンガだ。
これは良い。とても良い。
タング尻出しによる打撃使用も前提に設計
されているのも良い。
惜しむらくはソングホール無しの点だが、
これはモーラ等のスタイルの踏襲だろう。
ただ、金額としてはユニフレームのブッ
シュクラフトナイフのほうが低価格だ。
ブレードシルエットのデザインは、私個人
はオルファのほうがずっと好きである。
ユニフレームは観てると「ムヒヒ!」と
なり、オルファは「ふむ」となる。
解るだろうか、このニュアンス。
使いたくて使いたくて仕方がない刃物と、
持っているだけで心落ち着き、いざという
時には信頼をおける刃物。
実用性を抜きにして、どちらが「心の一
本」になると思いますか?
まだまだ。
3安打で2点。
かたや、5安打で0点。
阪神、チャッチャとやらんかい!
ええかげんにせいや、ゴルァ!