「オートバイは正しく乗りましょう」
これはドラマ『ワイルド7』が放送
された1973年頃から「暴走族」と
いう新集団が登場したための安全
運転キャンペーンと思われる。
実写ドラマ『ワイルド7』のCMや
ラストに放映された。
それまで暴走族という呼称は無く、
サーキット族やルーレット族とか
の造語が使われていた。
さらにそれ以前の1960年代はカミ
ナリ族だった。オトキチなどとも
呼ばれていた。
大集団暴走をするようになったのは
1970年の大阪万博以降で、マスコ
ミが「過激派」という造語と同時期
に「暴走族」という呼称を固有名詞
的な得意のレッテル貼りで新造した。
ナイフは何でも「サバイバルナイフ」、
トイガンはエアソフトガンだろうと
なんでも「モデルガン」と呼んで悪
の象徴のようにでっち上げたがる
マスコミ特有のあれだ。
放映当時、「そうかー。銃を振り
回してオートバイに乗るのが正し
いのかー」とか、中学の仲間内で
はいじり倒していた(笑
お前が言うな、と。
ただ、何が正しいかというのは、
「警察主導型に沿う」という事では
なく、「適切な運転をしましょう」
というニュアンスが強かった。
この頃の「正しく」は、「実態合致」
という内実が強く、なんでも型には
めてマニュアル化させる事は不在で、
人々の自由裁量を適正化させた対応
で適合させていきましょう、という
中身が強かったのだ。
これは社会全般がそうだった。
人々の感性や包容力は今の時代より
もずっと豊かだった。
今の時代は、おばちゃんが職場で
スマホの使い方を若い人に尋ねた
だけで、「非常識極まる」とか
「迷惑の極致」とか「その人の
仕事の時間を奪う」とか「失礼」
「考えられない」とかネットでギ
ャースカわめく脳タリンばかりで、
人間性が限りなく矮小で心が無い。
マニュアルが無いと何もできない
ゆとり世代、人に対して寛容さの
かけらもない自己中世代の例とし
て世間で最近よくみる。
さしあたり、心ない発言や人いじ
めが大好きな世代が現行の20代や
中年層になってきている。いじめ
大好きで育って来た世代。
ま、とりあえず、オートバイは
「正しく」乗りましょう。
危ないから。よく考えて乗ってくだ
さい。何がどうどれが危ない乗り方
なのか。自分の頭で考えて。
今の教習所や教えられたり喧伝や
宣伝された嘘を嘘と見抜く力を養い
ましょう。洗脳は自ら解くように。
これは、ホンダCB750フォアに乗る
前の飛葉ちゃんの珍しい姿。
トライアンフに乗っている。
トライアンフの白バイ(笑
今の心狭い世代の連中が見たら、
「白バイがトライアンフとかあり
得ない」とかくそみみっちい事を
言って騒ぎそうだ。
拳銃は飛葉ウッズマンのディティー
ルが固まる前の時代で、まだ『秘密
探偵JA』の飛鳥次郎のウッズマンの
ような形状をしている。
これは望月三起也先生の画。
こちらはTV実写ドラマでのテロップ
挿絵。
多分アニメの「荒野の少年イサム」
を作ったアニメ会社の画かと思う。
タッチが同じ。
こりゃ飛葉ちゃんでなくサンボーイ
イサムにしか見えない。
まじなとこでも、オートバイは正し
く乗りましょう。
自分だけでなく、他者に対しても
危ないから。
速度出さなければ安全だ、てな定理
は絶対に金輪際無いのです。
不的確な操作、乗り方、操縦、運転、
不適切な判断こそが最大の危険の要
因。
落ち着いて、冷静に、かつチャッチャ
と運転しないとダメです。
「のろさ=安全」ではないので、要
注意。
一つポイントを。
オートバイのキモはブレーキです。
アクセルではない。
制動。適切な減速をさせたり、完全
停止をしたりする事。
そのブレーキングの適正な制御。
これこそがオートバイのキモだし、
安全を呼びます。
警察がキャンペーンで言っている
おためごかしの「心のブレーキ」
などというまやかしではなく、
本物の実存するブレーキです。
大切なのはそれ。
最近多い、四輪車のブレーキとアク
セルの踏み間違いの事故の原因は、
実は警察と教習所と安全普及委員会
が大出鱈目の嘘を教えているから。
アクセルから足を離してフットを
一度空中に持って行ってからブレー
キを踏むなどという大嘘の危険運転
を教えてるから今の事故が起きる。
カカトを床に着けてワイパー状の
動きをさせれば絶対に間違わない。
しかし、嘘つきたちはそれを危険と
洗脳する。空中に宙ぶらりん状態で
足を踏み出す事がどれだけ危険か
理解していない。
公正な第三者機関とかが事故原因を
調査すると、その運転指導にこそ
危険の原因が存在する事が判明して
しまい、警察のメンツ(これを第一
義とする組織)丸潰れなので、それ
はやらない。
でも、物理的に嘘は嘘。
心のブレーキとかのまやかしではな
く、本物のブレーキを適切に作動さ
せる「操作」こそが大切です。
オートバイでも警察指導や教習所や
雑誌では嘘が散りばめられているの
で、本物を見極める目を持つように
してください。
どうやって?
それは自分で考えろ、てな話。
マニュアルなど無い。
自分で、なぜだろう、どうしてだ
ろう、どうすればよいか、を考え
られないのなら、道は走ってはいけ
ません。車両は殺人凶器になるから。