一枚革だろうがファイバーだろうが
積層革だろうが、タップ交換では
変な鉛筆削りのような器具は使わ
ないよ。
オルファのカッター一丁のみで先角
の面一平面出しもタップ底部の平面
も出して行く。私は刃物遣いだから。
ビシッとコンマミリ単位の狂いなく
水平を出して行く。
タップ交換に必要なのは、カッター
と革用瞬間接着剤のみ。
あと鉄ヤスリ。
フェルールの接着剤カバーとして
はマスキングテープが良い。
バラブシュカ御用達(笑
撞球場での現場交換では時短必要
のためテープは使わない事が多い。
タップ交換は慣れれば15分あれば
磨きまで完了する。
側面はカッターの刃を固定して、
シャフトを回して桂剥きして行く。
整形ではなく成形。
本当は牛乳をティッシュに含ませ
整形ではなく成形。
本当は牛乳をティッシュに含ませ
て磨くと良いがツバでもいい(笑
水は良くないみたい。真水は。
靴磨きの極意のパンストと牛乳
が実は革をビッカビカに光らせる
裏技。あと革は革で磨く手もある。
積層タップも同じ方法で。
磨けば光る。
積層タップも同じ方法で。
磨けば光る。
これには塗れティッシュが一番で、
ギュッギュッという摩擦音が出る
まで摘んで磨く。
手作業でもこれくらいの精度は
出るし、出せないとダメ。
タップ先も平ヤスリ一丁のみで
このようなRに仕上げる。
職人でなくとも、プレーヤーは
これが出来ないとイクサもでき
ない。武具を人任せの武士など
いない。
タップの種類は自分に合う合わない
タップの種類は自分に合う合わない
の判断が第一だ。
人の噂などはアテにならないし、
アテにしては躓き穴を自分で掘る
事にもなりかねない。
私は一枚革が好きで、ル・プロフ
ェッショナルが一番好きだ。
タップの交換度数は、毎日よく撞い
ていた頃で大体長くて2週間ごと。
平均では10日程。
凡そ50時間程でタップの旬は過ぎる。
軽く撞き締めたプロタップ、かなり
良い。しかし、旬は短い。それの
時期と度合い状態の把握は大切。
接着後にはカットして心部のみを
使用するので、私は12ミリ先角に
も14ミリタップを接着して削り込
んで行くようにしている。
タップ接着のキモは、完全にコー
ティングを刃物の刃を立てて削り
落として平面出しをする事と、瞬間
接着剤だろうと、接着させたら押圧
して「プチッ」という中の空気が
抜ける音を耳元で確認する事。
この空気抜きをしないと必ず何か
トラブルを発生させる。
平面出しと桂剥きができない人が
多いが、月に最低4回以上タップの
交換をしていたら誰でも出来るよう
になる。
要は練習だ。
正しい事をきちんと知って。
武技と同じで、見極め大切。
見取り稽古も大切。
アドバイス。
刃物は一番切れる角度というもの
があります。これは自然の法則で
しょうね。
上のカッターの画像参照でご考察
の程を。
この原理を知っていれば、日本刀
でもスッポコポーンと切れます。
刃物は嘘をつきませんので、無茶
無理無駄無謀をせずに、素直に使
って、天の理に逆らわない事です。