このハギはプールキューの神、米国
のジョージ・バラブシュカが使用し
たバートン・スペインの作った
ハギのレプリカモデルだ。
ハギのレプリカモデルだ。
多分アダムの粕谷さんの作。
これはあくまでバラブシュカの遺族
ライセンスによる日本のアダム社の
製品なので、バラブシュカ実物では
なく、プレミア価値は一切無い。
あくまでインスパイア製品であり、
名称を使う事をジョージ・バラブ
シュカの遺族と公式契約により許可
を受けて製品化された物だ。
本物のバラブシュカは400万円〜
1,500万円程する。
このレプリカキューの60〜250本分。
完全なる歴史的なプレミアム金額で
あり、日本刀ならば正宗みたいな物。
だが、バラブシュカが不世出である
のは、打球性能が頭抜けている事だ。
そして、ハギを曲がり防止の構造体
としてではなく、初めて装飾として
部分使用の組み立てコンバージョン
とした事。
その後、現在まで続くプールキュー
作りの基礎を作ったのがジョージ・
バラブシュカだった。
湘南電車カラーはバートン・スペ
インのカラーベニアの色。
バラブシュカはブランズウィ
ックの上級ハウスキューの
タイトリストのハギをカット
して再組み立てでキューを
作った。
最初の一からは作っていない。
ックの上級ハウスキューの
タイトリストのハギをカット
して再組み立てでキューを
作った。
最初の一からは作っていない。
このレプリカモデルは最初の一か
ら作っているので、ある意味では
バラブシュカ実物よりも作家的な
作品ではある。工場生産だが。
ガス・ザンボッティの名称を使う
事もメーカーから遺族に打診され
たが、遺族からは断られている。
そのため、某社は「それいいの?」
という程にフルコピーのキューを
無断で製作販売した。ザンボッティ
にしか無いデザインを。
個人ビルダーが敬意を表して製作
するのとはスタンスが異なるので、
あまり褒められた行為ではない。
このジョージ・バラブシュカのレ
プリカモデルはあくまで公式ライ
センスで製造された製品だ。
この個体は、糸巻きをバラブシュカ
やTADがよく使っていた白/緑ゴマ
のアイリッシュリネンに交換した。
エンドキャップもプラスチックから
別樹脂に交換した。
なお、標準出荷時シャフトは、所有
者がカスタムできるようにした為か、
信じがたい程に太かったので、
私のオリジナルテーパーに旋盤
で削り、さらに細部を整えて
セッティングした。
私のオリジナルテーパーに旋盤
で削り、さらに細部を整えて
セッティングした。
シャフトは標準品で強い虎目が出
ているハードロックメイプルだ。
質が極めて良い。
標準品でこれ?という程に。
昔の時代だからこれができた。
今は不可能だ。
薬品ドブ漬けの木を殺した真っ白
な削るとチーズ様ではなくシャリ
シャリのカキ氷のようなシャフト
ばかりが現在の製品だ。動きも
まるで棒のようだ。
それではハイテクシャフトに乗り
換える人も多発する筈だ。
あくまで個人的な好みから、先角
はLMB(リネンベースメラミン)に
交換してある。打感が象牙に一番
近いソリッド感を出していた。
エルフォリンが登場するまでは。
このキューのプレーアビリティは
とても高い。
音も最高に良い。
カスタムしていじり倒したからと
いうのもあるだろうが、最初から
素材ベースとしては高水準だった。
ただ一つ欠点がある。
標準の58インチよりも1インチ近く
短いのだ。ノーマル出荷段階で。
そういう仕様なのだ。バラブシュカ
オリジナルに沿って。
しかも、私は普段使用の自作キュー
は60インチの長尺なので、なおさら
短く感じる。
このキューを使うと、遠い玉が
「うを!短い」と感じる。
遠い玉はキュー尻を持って撞く。
(私のオリジナルキュー)
欠点はそれだけ。
あとは、このバラブシュカレプリカ
はプレーキューとして申し分ない。