とんでもない再生数を叩き出した
モンスター動画
スヌーカーで世界チャンピオンになり
プールに転向してからも世界を制した
女王アリソン・フィッシャー(英国
1968年生) vs アンバー・チェン
(台湾 2000年生)の対戦。
親子ほど歳の離れた二人の女子選手の
試合だ。
アンバーはジュニア選手権の時から
天才と呼ばれていた。
この動画は全世界で500万回近く再生
されたお化け動画となっている。
たぶん、ビリヤード動画では世界一の
再生回数の動画ではないかといわれて
いる。
福田豊プロが日本語で解説動画をアップ
してからも再生回数は200万回を超えた。
福田プロは「この試合には何かある」
と言っている。
アンバーちゃん、かわいい(笑)。
にしても、台湾選手のほとんどが
男も女もサウスウエストを使用し
ているのはなぜだ?
あくまで好みだが、私はサウスは
好きではない。
理由は出来すぎで超優等生の秀才
キューだからだ。棘も毒もいやらし
ささえも微塵もない。
つまり、それはセクシーさがない。
凶暴に牙を剥く暴れん坊の2スト
GP500モンスターマシンのような
ものがない。
ゆえに何本もサウスを撞いてみても
好きにはなれなかった。
とても良いキューだ。非の打ちどころ
がない。それはよく解る。
だが、私にはまるで清く正しく美しい
ピューリタンが使うキューのように
思えた。
ゆえに背徳者である私は、サウス
ウエストは使わない。
これがもしサザンブリーズという
湘南のそよ風に重なる名前だったら、
それしか使わなかったかも(笑)。
アーティスティック ビリヤード
【スゴイDEショー】 訂正版
世界女子スリークッション選手権を
3度も制覇した世界チャンピオン
肥田織里恵選手のアーティスティック
ビリヤード。
この人も小学生の時から天才少女と
呼ばれていた。
専門はスリークッションですからね。
アーティスティック専門の選手では
ない。
それでも、玉撞きができる人は
別種目でもできちゃう。
ビリヤードのスリークッションは
撞球種目の中で一番難易度が高く、
世界トップクラスのスリーの選手は
エキジビションなどでポケットを
やってもマスワリ取り切り連発です。
結局ビリヤードというのは、穴入れ
だろうと穴無し玉当てだろうと、
「手玉をいかにコントロールするか」
という種目のスポーツなんですよね。
それの究極がスリークッション種目
であり、台上の手玉の軌跡を芸術的
な動きをさせて的玉に当てる超難易
度の高い規定技を競うのがアーティ
スティック種目なんです。
ポッケのショーなどでやる誰が撞い
ても決まった動きで多くの玉を入れ
られる配置玉とは根本的に違います。
腕が無いと全くできない。
ビリヤードのビリヤードたる根源は
キュー一本で「どうやって手玉を
コントロールしたか」なんです。
玉を穴に入れたり当てたりするのは
それ以前のごく「当たり前」の事。
入れたかどうかのみにしか視線が
行かないのは、日本刀を使った刀術
や剣術の試斬で、被切物体が切断
できたかどうかにだけ目線が行く
のと同じで、それはモグラ叩きが
上手いか下手かでしかない。
そういう日本刀の使い方は剣法とは
無縁ですし、畳表や巻き藁を切断
できたかできないかで喜んだり
くさったり、落胆のため息漏らし
たりするのは、それは武術とは無縁
なんです。
撞球においても全く同じで、玉を
入れた入れないとか当てた当てない
などという事のみに視線が行くの
は、素人の一般観客ならばそれで
もよいのですが、プレーヤーと
しては視野狭窄です。
入れるのは当たり前、当てるのは
当たり前なんです。
文字通り当てる前の当たり前。
日本刀を用いた武技でも、切れる
のは当たり前の大前提なんです。
重要なのは、どういう目的意識を
以てどのように切ったか、なんで
す。
そこの思考回路の組み立て方で
内実のレベルが天と地の差が開き
ます。
アスリートは、当然、些末な視点
は自ら捨象しています。
どんなジャンルであっても。
こちら、選手による全日本大会
ARTISTIC BILLIARDS JAPAN 2015
Qualification digest
アーティスティック ビリヤード
ARTISTIC BILLIARDS JAPAN 2015 FINAL-2
アーティスティック ビリヤード
天才である女優の森川葵さんが
何でもできてすげーなーとか
思ってたら、なんだ~、紅高の
今井の彼女だったのか(笑)
今日オレの今井はよく知られて
いても、今井の横にいつもいる
奴は名前覚えられてないよね。
なんだかいつも「今井の横にいる
奴」とかいう感じで(笑)
非公式ながら数々の日本記録を
塗り替える森川葵は本物の天才。
彼女が驚異的な短期間(数時間)
で習得して記録した技
↓
- 金魚すくい
- けん玉
- クレーンゲーム
- 石投げ水切り(22回、2018年の日本大会女性王者の記録:21回)
- (石積み)
- ゴム銃
- 手書き看板
- スポーツスタッキング(3-3-3スタック 3.3秒、日本大会女性部門3位レベル)
- テーブルクロス引き(グラスタワー5段に成功、芸能人初)
- アーティステック・ビリヤード
- ヨーヨー
- 皿回し
- シャボン玉
- デビルスティック
- フォーク曲げ
- レインボースプリング
- アーチェリー・トリックショット
- シガーボックス
- ペン回し
- スプレーアート
- ポイ
- 卓球・トリックショット
- フライングディスク
- バランス技
【非凡新聞】亞洲撞球錦標賽奪冠!
16歲陳佳樺追夢
あ~、かわいい。
浅田真央ちゃんも本田望結ちゃん
もそうだったが、年若い選手が
年若くも世界トップクラスを
目指して活躍し、さらに真っすぐ
にどんどん成長して行くのを見る
のは楽しい。心地がよい。
ビリヤードの男子では日本の
土方隼斗選手が小学生の頃から
注目されていたが、今や世界戦
でもトップを争う程の選手に
なった。
いいすね~。
若いスポーツ人たち。
健全健康で。
精神が腐れ澱んだ痰壺汚濁民感
ゼロ。
おしなべて人はスポーツ選手の
ようにありたい。
How to Curve the Cue Ball | Detailed Masse Tutorial
自宅台だから何やってもいいの
だけど、この人、マッセの練習
しすぎでラシャ破りまくり。
しかもテーブルは石板タイプでは
なく、木材天板タイプの小型台
なので、マッセで板まで叩き抜く
練習していたら、多分板はボコ
ボコになっているかと思う。
石板のスレートはイタリア製が
最高とされているが、9フィート
台では3枚使われており、1枚あた
りが100kgを超える。
なのでビリヤード台は500kg近く
あるため、一般家庭では床を
ピアノを置けるような強固な床
にする必要がある。
そのために、家庭用ビリヤード
ホームテーブルは石板ではなく
軽い板材の天板を張っている台
が多い。7フィートや6フィート
のオールドルックの小型台は
ほぼそれ。
その台ではマッセやジャンプは
しないほうがいいと思う。
絶対に天板がボールでへこむから。
ブランズウィック9フィート競技台
(石板使用)での私のグランドマッセ。
これは自分たちのクラブ所有の競技
台でやっている。
自分の台なのだが、ラシャを破いた
事は一度も無い。
ビリヤードテーブルは石板であって
もボールでへこむ事がある。
フットスポットに丸いシールを貼る
のは保護の為でもあった。
経年変化でスポット下部の石板に
穴溝ができてしまうからだ。
台を大切にするため、私たちのクラブ
では、ボールを台上に上げる際にも
投げ放る事は厳禁としていた。
そっと静かに日本刀を置くように
すべてのボールを台上に静かに
置くことをメンバー全員が厳守して
いた。
これは、一般店舗のビリヤード場
に行っても、プレーヤーの守るべき
マナーでもある。
ただし、私たちのクラブハウスでは
技術習得のための練習のマッセは
OKにしていた。それは台をぞんざい
に扱って文字通り台無しにする行為
とは別物だからだ。
リボルバーのブルバレルの銃口部
一方、ウルトラオールド60'sの
ダンパーゴムは押し込み式。
タイトリストコンバージョン。
ビリヤードキューのエンド構造は
ポール・モッティのガス・ザン
この個体は、製作時期からして
ラッキー菱沼さんがポールに
作らせたキューだと思われる。
事実、北海道の友人がラッキー
インターナショナルから直に
購入し、それを私に譲って
くれた。
実物を実見するとよく判るが、
ハギの仕上げはガスの息子の
バリー・ザンボッティより数倍
巧い。ピシッと左右の山が合わ
さり、まさに剣先のようになっ
ている。アダム等は山の頭が
バラバラだったり剣先の合わせ
が段違いだったりする製品が
多いが、この作品は隙が無い。
ザンボッティと全く同じ形状、
全く同寸の象牙の角ばったS
字インレイ。これができる作者
は極めて少ない。
エンドキャップのデルリンは
純白で透けているので、ゴムを
深く呑み込んでいる構造である
事が透けた色から看取できる。
ゴム先はアダムや三木のように
必要以上に長く外に出さない。
必要以上に長く出すのは、ハウス
キューなどの初心者向けであり、
それはダンパーではなくバンパー
の役目を持たせる為だ。キューを
斜めに床に突いたり、乱暴な扱い
をするだろう人たち向けの構造。
カスタムキューにその発想は無い。
私が考案したTADの外見ながら
TAD+バラブシュカ&ザンボッティ
の構造的なコンバージョン設計
といえる。ゴムは深く呑み込む
方式で、ジナキューとは発想が
対極にある。
役目を果たす。
エンド構造は似ているが、このバラ
ブシュカコピーは、かなり深いウエ
イトボルト用のネジ穴が掘られて
いて、そこにネジ山が切られている。
で嵌め込み式だ。ウエイトボルト
を仕込んでも、ダンパーはネジ連結
させない方式なのだろう。
私はバラブシュカ&ザンボッティの
バットエンド構造が一番強固な固定
が得られるのではと思っている。
しかし、その構造でエンドキャップ
本体もねじ込み固定式としたら、
それは必要以上の過剰品質かと思う。
TADなどのエンドキャップのねじ
込み式は、複数の意味があって
その方式だからだ。
ビリヤードキューの構造考察は
とても面白い。
【トッププロの強さに迫るシリーズ】その18
アンバー・チェン編
世界トップクラスのスヌーカーの
日本人第一人者福田豊プロによる
プール解説。
今回はアンバー・チェン選手。
かわいーの(笑)。
なんかニッポンの素朴な雪ん子
リンゴ娘みたいな感じ。
というか、沖縄のひまわり娘か。
16歳の時からその才能を見せていた
のだが、台湾は教育プログラムとし
てビリヤードが導入されているので
選手層が厚い。
このチェン選手の最大のいいところ
は「全く力を使わない」という点。
それでいて、キューは細かく切れて
いる。
押しも引きも、実はキュースピード
をやたら上げると引っ叩き玉になっ
て玉筋が割れてキュー切れがよく
なくなる。
綺麗な押しも引きも、キューの速度
のみではなく、慣性をどのように
効率よく手玉に伝えるか、だ。
このアンバー・チェン選手の玉の
撞き方はとても参考になる。
スポーツに年齢は関係ない。
出来る人は10代前半でもできる。
オリンピックの水泳で岩崎恭子
選手が金メダルを取った時は
まだ14歳だった。
フィギュアスケートの浅田真央
選手も大活躍したのは10代だった。
特に道具を使うスポーツは、体力差
よりも、技術力が分かれ目になる。
このアンバー・チェン選手の玉の
撞き方は学ぶべき点が多くある。
スポーツはどんなスポーツでも、
ほぼ全種目でガチガチに力が入っ
ていては技にはならない事が多い。
道具を使う系はさらに特にそう。
ビリヤードでは、キューの重みを
手玉に伝えてやる、というのが
基本で、それに人為的に加速させ
たり投げるように真っすぐに
キューを出したりして撞き方を
調節する。
ブレイクにしても力業ではパワー
ブレイクはできない。
胸と肩を開いて、肩と肘を大きく
テイクバックすれば軽いストローク
でキューを繰り出しても爆発
ブレイクができる。
力ではないのだ。
子どもでも女性でも、男を簡単に
負かす事ができる。技術さえあれ
ば。
それがビリヤードだ。
剣術の術に似ている。
刀を使う刀術は、技こそすべてで
あり、ゴリラのような体力勝負は
一切無い。
オートバイも必要な筋トレは必須
だが、基本的には「どれだけ必要
な脱力と締めを適宜使い分けでき
るか」が快速ライディングのキモ
となってくる。
これは刀術でも実は全く同じだし、
撞球でも同じなのだ。
勉強になるよい技術は、年齢性別
に関係なく、選手から見取稽古で
学び取る事ができる。
その際には「観察」と「考察」と
「識別」が必要。
技術力を動員する勝負では、「虚実」
の交差が存在するからだ。
大切なのは眼ですね。
識別眼。
チェン選手の撞球解説動画は、福田
プロの説明が実に解りやすい。
プロとして、いい仕事している。
ビリヤードの良いところは、子ども
だろうがジジババだろうが、関係
なくプレーできる種目である事だ。
これがマラソンとかだと、年寄り
には無理だすよ(笑)。
おいらも還暦過ぎなのに友人と
18時間も玉撞きぶっ通しでやった
りしているけどさ。
ぶっ通しでオートバイのロング
ライディングで日帰り750kmを
走ったりとかもしているし。
楽ちんではない。
でも、「脱力」すればできるのよ。
バイクもセパハンのマシンでも
ちっとも腰もどこも痛くならない。
長距離乗っても。
それは「脱力」と「抜重」を
使っているから。すべて下半身
で上体を支えて、腕などはたんたん
タヌキのぶーらぶら。撞球もそう。
ビリヤードなんてのは、日本刀
のさばき方とソックリで、力を
入れて握りしめてフンガー!み
たいなのはちっともキャロムも
ポケットも玉撞きにならない。
プレーが成立しない。
身体機能の使い方の学習の為に
もビリヤードというのはおすすめ
です。