渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

小技

2022年06月19日 | open


これね、ギターのスライド奏法用
のボトルネックなのですけどね。
勘太郎さんのようなフルーツカル
ピスの瓶ではなく(笑

これなんですが、これでビリヤード
のキューの糸巻きをこれでもかと
いう位に押圧してこすると、糸巻き
の目が潰れてツルツルになりますよ。
それと樹脂の先角。
ケミカルで磨くよりもピカピカに
なります。

ご利用は自己責任で。
ハイテク系の極薄先角には向かない
かも。ガラスで押したら割れるかも。
厚いソリッドシャフトの先角には
バッチリです。
これも手作業での数日前のタップ
交換物。裏技の側面磨きの前です。

ちょい前まで、カムイさんなど
からもタップ側面磨き用の革が
発売されていたのだけど、今は
無いのかな。
そこらあたりはよく知りません
が。
透明マニキュアや専用液体ケミ
カル塗っても光るのだけど、
弾性が変わるので良くない。
唾で濡らしてティッシュで包んで
摩擦でキュッキュというまでシャ
フト回して絞り締めるのが、なん
だかんだで一番いいす。
するとピッカピカ。


先角の不思議

2022年06月19日 | open



ビリヤードのキュースティックの
先端部分の ferrule の事を日本語
では先角(さきづの)と呼ぶ。西日
本ではコツ(骨)と呼ぶ。
だが、先角に使われるのは、かつ
ては象牙であり、牙だ。つまり歯。
象牙は歯であり、角でもなければ
骨でもない。
それなのになぜ「先角」「コツ」
と呼ばれて来たのか。
それは謎。


このような水牛の角を使うならば
先角呼称は分かるし、ボーンを使
うならばコツでも分かる。
でも、実態は違う。
まあ、タップ、ネキスト、ホーティ
ワンの世界なのだから、追及したら
あれなのだが。

ビリヤード場シーンはすべて撮影所のセット ~映画『道頓堀川』~

2022年06月19日 | open



映画『道頓堀川』(1982)に出てくる
ビリヤード場の店内は、すべて松竹
のスタジオセットで撮影された。
どう見ても本物の場末の撞球場に
しか見えないのは、映画製作スタッ
フの腕だ。

道頓堀商店街の中に玉田ゆきが新た
にビリヤード店を開いた。
古い建物だ。

店内に駆け込む武内政夫。

外のドアを開けっぱなしで内ドア
を勢いよく開ける。
外のドアが違うので、大阪ロケで
使われた建物ではない事が判る。
これは巧妙に建築されたスタジオ
セットなのである。


道頓堀ロケ地の「ビリヤード紅白」
の建物として使われた場所には、
現在、簡易宿泊ホテルがある。


政夫が1982年5月に走って来た路地。

この通りはピンクサロン等の風俗店が
並ぶ通りだった。

現在。
一切そのような店舗は存在しない。
すべて食べ物屋になっている。


だが、道頓堀界隈はこれだけホテル
がある。勿論、観光宿泊客向けの
ホテルではない。新宿歌舞伎町に
もごちゃまんとある「宿泊所」だ。
ラブホテルとも異なる。



実は玉田ゆきの玉屋の店「紅白」
の場所は、映画『道頓堀川』の
メイン舞台である宗右衛門町の
喫茶店「リバー」(撮影当時は
喫茶「小倉」)とも極めて近い。



そして、小料理「梅の木」のロケ
地ともとても近いのである。


映画『道頓堀川』の主たる舞台は、
この数百メートル界隈での出来事
を描いた作品だ。
それも、ほんのひと月ばかりの短い
期間の物語を。
映画の深作節の描き方に原作者の
宮本輝は大反発したという。
だが、深作版『道頓堀川』は、これ
はこれで一つの完結ドラマとして
毅然と成立している。

ただ、この作品での天王寺~道頓堀
界隈のビリヤード場がロケではなく
松竹撮影所のセットであるというの
にはやられた。
94年に大阪大会で師匠のお供で大阪
に宿泊した晩も、97年に東京から西
日本に転勤した際も、この道頓堀
界隈でその撮影ビリヤード場を探し
まくったもの。
結果、無い。
あるわきゃない。松竹の撮影所内
で作られた巧妙なセットだったの
だから(笑)。

かわりといってはなんだが、道頓堀
では良いビリヤード場を2000年代
になってから見つけた。
映画とは異なり、店の人も常連さん
もとてもフレンドリーで温かい人
たちだった。
TAD遣いの常連のバーテンダーさん
などは、「私が居ないときには貴方
は私の置きTADをいつでも気兼ね
なく使ってください」とまで本気で
言って
くれた。矢のインレイの今
だと100万円以上するTADだ。
「ゼニカネちゃう
ねん」という気概
が大阪には生きて
いる。なにかとい
うとゼニや儲けや、
というのはステ
レオタイプの大阪人
へのうがった
見方だ。

心根は江戸っ子と強く通じるとこ
大いにあり。
大阪人、いい。
東京とはまた違った味と意味で、
とてつもなく
良い。
大阪の街と大阪の人、最高だ。
やはり、人々が住む街、都会なんだ

よなぁ。すべてにおいて感覚が。
コセコセ、ジクジク、ウダウダ、
グダグダとしていない。粘着気質
ゼロ。それは東京も全く同じ感じ。
いろいろ人間関係は難しいとこも
あるけどね。でもサッパリしてる。

基本、「街」だから、陰湿な粘着
というのは、都会に住む人には
肌が合わないのだろうね


この道頓堀の最高だった店も、今は
もう閉店してしまった。


工作機械と安全対策

2022年06月19日 | open



旋盤やボール番などで軍手や手袋
を着用し
ての作業は厳禁だ。
これは工業界の安全対策の常識。
手袋をしていたために巻き込ま
れて指切断の事故等がこれまで
毎年のように何十件も発生して
いる。細かい糸のほつれが巻き
込まれたらもうおしまいだ。

動画サイトで、買った旋盤を
試運転で削り作業している動画
を観た。手袋をしたまま稼働さ
せて金属棒を削っている。
実に恐ろしい。というか工業界の
安全基準を知らない無知というの
は恐ろしいと感じた。
ナイフメイキングなどでボール
盤ドリルを使う人たちも、絶対
に軍手や手袋を着用しての作業
はやめたほうがいい。
これは私の意見ではなく、工業
界の常識。
指を無くした事故、ものすごく
多いですよ。
それは安全基準をきちんと守ら
ないから。

友人に造船所に勤務する人がいて
事故の話をよく聞く。
大抵は安全基準を守らず、造船中
の船舶の最上部から落下したり、
部材鉄板運搬中に真下にいて、
タモが外れて下敷きになってぺっ
ちゃんこになったり、規定時間を
過ぎてもまだいけると思い込んで
塗装を続けてガスで死亡したり等
の死亡事故が実に多いという。
それとか、安全義務を怠った為に
塗装のガンの圧力で掌を貫通させ
たり等々。
一般的な自動車の高圧洗浄機でも

直に肉体に噴射が中ったら皮膚
どころか肉も千切れるような事故
が発生する。適正な使い方をしな
いとそういう事故が起きる。
すべては、作業者が安全基準の
約束事を守らないから起きている。
塗装での死亡事故なども多いのは
スネークマンショーの「シンナー
に気をつけな」と全く同じで、
現実に何人もが死亡しているの
だから笑えない。

旋盤、ボール盤等で軍手はじめ
あら
ゆる手袋を着用するのは、
事故に
対する安全防備策ができ
ていない、
安全に対する意識が
薄すぎる、と
いう事だ。
事故が起きて利き手の指が全て
無く
なってから「手袋は言われた
通り外しておけ
ばよかった」と
理解してももう
遅い。


柿の種

2022年06月19日 | open



おまいらはこれでも見てろ。


木琴

2022年06月19日 | open


マリンバのような本格楽器ではな
く、子どものおもちゃのような
木琴が中古用品販売ショップにあ
ったので試打させて貰った。
面白い。
「あー、この高さ、この高さ。
あのキューとシャフトの音はこの
音程。別なあれはこの高さだ」
とか思いながら。

木琴買わなくてすんません。
8音階正音ではなく、半音やクォー
ター異なる音の高さのキューも持
っている事を改めて発見。
音程と音質というのは、人の声と
同じで忘れないから、記憶に刻ま
れたら。
キューの音色は一本一本すべて
異なる。
それがまた面白いし、撞いていて
も楽しいんだよなぁ。
その音をずっと聴いていたい、と
いうようなのがある。
あと、玉と玉が当たるコツンとい
う音ね。
これは音程はほぼ一定だけど、撞
き方によっていろいろな音質があ
る。これまた楽しい。

本来、ビリヤードというのは静寂
な競技なので、キューの音と玉と
玉が当たる音、それとチョークを
こする音とプレーヤーの靴音だけ
が静かに響くのがベストなんだよ
ね。(ビリヤードは革靴でのプレー
が正式)
隣りでデロデロリン!エクセレン
ト!と機械が大音量発したり、
ワー!とかギャー!とか騒いでる
人間たちがいるような場は撞球環
境として良好とはいえない。
そして、BGMの有線放送なども
本当は必要ない。
ただ、玉撞きの音のみ。
ジャスト・イン・ビリヤーズ。
それが最高のビリヤードシーンだ。
静寂なる中にも音の世界がある。
それは、ある事に純化された、そ
の目的のためだけの音。
その存在は清らかで澄んでいる。

テーパー

2022年06月19日 | open
 
(テーパーと勾配の違い)
 
フィッシングロッドとビリヤード
のキューでは「テーパー」が極め
て重量な幹となってきます。
特にビリヤードキューにおいては
木製シャフトの場合。
 
キューのシャフトで、A型のように
先に行く程細くなるテーパーで直線
のようなシルエットの物はAテーパ
ーとか呼ばれています。円錐のよう
な形。
それに対して根元の部分から少し
先に行って先端1/3程が同直径の
円筒状になって伸びて行く物は
プロテーパーとか呼ばれています。
また、Aテーパーとプロテーパー
のミックスのようなテーパーもあ
ります。
木製シャフトのテーパーは、シャ
フトが使い手の狙いに合わせた絞
り度数を持つのが最適で、逆にい
えば、使い手が必要な求める動き
をテーパーの設定によりセッティ
ングで出して行くものです。
ここらあたりが出来合いの吊るし
既製品の初めから決められたメー
カー標準テーパーとは異なるところ。
 
昔の80年代キューは、メーカー品
でもテーパーが太めの製品が多か
った。
それは包丁や鉋の初期出荷と同じ
で、使用者が磨いだり削ったりし
て好きな刃先やテーパーにで
きる
為でした。
しかし、いつの間にか包丁や刃物
が最初から箱出しでズバズバ切れ
るような刃付けがつけられたよう
に、キューのシャフトもどんどん
最初から細くなり、箱出しで使え
るようになった。吊るし背広の
ような既製品の完成です。それが
いつ頃からか主流になった。
個人ビルダーのキューでも、シュ
レーガーのように「使うあんたが
削ってくれろ」と最初からごんぶと
シャフトの作もありますが、大抵
はマスプロメーカーだろうと、個
作だろうと、独自理論で個別
オリジナルテーパーにして売り
すようになった。
 
TADのキューは、使いこなすと
ベラボーに切れるのですが、しば
き叩きをやると手玉はどそっぽに
向かって飛んで行く。
しっかりとしたしなやかなキュー
出しで、手玉を押し出すような
ストロークで撞けばTADでなくば
出せない玉筋を描けますが、力
任せのシバキ倒しだと嫌がるキュ
ーです。ハイパワーの2ストレー
シングマシンのような。ヌボーと
出力が変化する遅いマシンでは
なく。
使いこなすとキビキビととんでも
ないパフォーマンスを発揮する。
だからそこ、上級者たちは誰でも
使いこなせるようなオートマでは
ないTADキューを好む人たちが
多かった。
キューの性格としては大雑把な
アメリカ人向けではなく、繊細な
操縦を職人技的にこなす日本人に
多くTADが好まれたのも、そうし
たTAD独自の切れ味と撞球性能が
あったがゆえでしょう。
 
ただ、70年代、80年代のプレー
ヤーの誰もが経験しただろう失敗
がある。
それは、自分のキューのシャフト
を改良しようとサンドペーパーで
削って細くしたりテーパーを変え
たりするのですが、削った物は元
には戻らないので、削り過ぎてし
まう失敗があちこちで見られた、
という事。
もう、これは本当にいろいろあち
こちで見られました。
テーパーで先を細くすると玉離れ
は早くなり、トビも減少するので
すが、ある程度を超えると、全く
腰が無くなって手玉が逆にブレブ
レのキューになってしまう。
まるで、標準の太さのテーパーな
のに手玉が全く安定しないリチャ
ード・ブラックのダメキューのよう
になってしまう。どのキューでも。
結果は、やり過ぎの為、シャフト
の機能保持の範囲を超えて、使え
ないシャフトにしてしまう。
実に多くの人がこれを経験してい
ます。私も友人も先輩も後輩も、
他店のプレーヤーもみんなそう。
一度は経験する。
 
今は、シャフトをいじる事さえ
自分ではしないどころか、タップ
も自分では交換できない人たちだ
らけなので、そうしたチューンの
やり過ぎでキューのシャフト一本
を駄目にしてしまう事は回避でき
てはいるようですが。社会全体と
しては。
今の人たちは、自分で自分の物を
作り上げて行く発想も視点も無く、
出来合いの物、与えられた物をあ
れこれ買い揃えるのが主流のよう
です。
でも、そうだから、テーパー対応
も出来なければ知見を獲得する事
もできない。自分でやった事の無
い未体験ゾーンだからです。
チェリーボーイズオールヴァージ
ニストみたいなもん。
でも、現実世界は二次元ヲタアニ
ではないので、知見と判断力を得
るには、知ろうとする事と、自分
でトライする事無くして物を識別
判断できる要素は到来しない。
 
木製シャフトいじりが廃れたのは、
ソリッドシャフト使用率が今や全
体の1割程度となった世相とも関係
しています。
何たって、張り合わせベニヤシャ
フトは削ったらダメだから。接着
度数を減少させるから。なので
基本は箱出しのまま。シャフト
ニスをほんの軽く落とす程度。
 
ハイテクシャフトは道具として不
完全品なので、確実に先角割れま
すけどね。どのハイテクシャフト
も軽量化の為に先角は極薄ですか
ら。まず割れる。
そういうの「良いシャフト」とい
えるのかなぁ、と思います。
いつ割れるか分からないのだから。
それが来るのは大切な試合中かも
知れない。
そうなったらアウトですよ。
ジャミングする自動小銃しか持って
いなくて、それで激戦の戦場で銃撃
戦に臨むようなもので。
タップは腕があればその場で交換で
きても、さすがに先角は即交換は
無理だし。
まあ、だからプロたちはスペアシ
ャフトを持っているのですが。
てか、世界トッププロはハイテク
ではなくソリッドシャフトを多く
が好んでいるけど(笑
ハイテク大好きは日本人でしょう
ね。変質してしまった後の日本人。
 
カーボンは品質が安定しているの
で新時代の本当の意味での未来シ
ャフトかと思います。
量産できるし。
でも、原価数百円の物に6万円も
7万円も払ってまで金太郎飴を買
う気は私にはおきないなぁ。
物は良くとも、量産工業消費商品
である点と、職人の技法が捨象さ
れた「冷たい物体」であるという
点で、私はカーボンはこの先も
使わない。
グローブなども絶対に使わない。
ハヤリに乗るのは、一番生き方と
てダサいと思っているし。
 
クラシックのピアノの名曲の演奏
に接して、人は感動するでしょう?
ピアノはピアノとして完成されてか
ら、何も変わってませんよ。
そして、名曲の譜面も変質はしない。
そこに、人が忘れてならない大切な
ものがあると思えるのです。
 

精鋭特殊部隊

2022年06月19日 | open

なんと、この時の広報撮影で使っ
ていたのは日本のMGCのモデル
ガンだったという事実。

見る人が見たら即判る、てやつ。


実物の英軍SASの広報映像でも、
日本のエアソフトガンを撮影には
使用していた事実あり。
見る人が見たら判る、てやつなの
で、判別つかない人たちには全く
サッパリなのだろうけど。

釣技

2022年06月19日 | open
 
 
釣技は武芸に通ずるものこれ
あり。
特に毛鉤釣り。
 
この御仁、右手がまるで駄目。
剣技未熟に御座る。
見て即判る。


おやつはアイス

2022年06月19日 | open






昨日のおやつはアイシング。
友人がひとっぱしり買って来た。
ご相伴に預かりました。
「おやつ」て江戸時代の時刻の
事なんだよー、と外国人の友人
に教えたら面白がって聞き入っ
てた。
特に時が進むのに読み数が減る
あたり。
今の時代、日本人でさえ日本の
昔の刻なんて知らねえけどな。
おいら時代劇ファンなもんで、
たまたま調べて知ってただけ。
そういうの学校では詳しく教え
たりはしねーから。
大切なこっのに。


メンラーでもくーいかー

2022年06月19日 | open
 
 
ラーメンでも行くか、と昨日
中途食事はラーメンにした。
行った店、めちゃくちゃ混んで
いた。
ワンタンうまし。
スープはもう一つパンチ(死語)
がほしい。
てことで、専用胡椒入れて、
特製
ラー油入れたら、ベラボー
に美味
くなった。
身体に良くないがスープ全部
飲ん
じったぜ。
 
よく行く近所の玉台置き場は、
外出自由で持ち込み自由。
そのシステムは良い。

 

武内政夫のキュー ~映画『道頓堀川』(1982)~

2022年06月19日 | open











1982年5月時点の大阪の武内政夫の
キューは、米国から逆輸入のアダム
カスタム
ですね。子持ち8剣の。
映画作品の中でもプレー中に佐藤
浩市さんが芯撞きした時に「キン!」
という甲高いクリアな音を響かせ
ています。

アダムは1970年にキャロウェイ・
ゴルフの重役だったリチャード・
ヘルムステッター氏がビリヤード
界にも参入しようと設立した米国
資本の会社でした。製造は日本。
やがて間もなく、マスプロライン
ながら日本製の高品質アメリカン
カスタムキューとしてアダムの
キューは世界に台頭します。
アダム製のキューが国内で販売が
開始されたのは1986年から。
会社法人が日本法人として独立
してからの事でした。
当時はアダムのキューは「アダム
カスタム」とか「アダムス」と
呼ばれていました。
日本のトッププロが米国に遠征し
出来の良い素晴らしいキューを
日本に持ち
帰り、アダムに「この
ようなキュー
を作れないか」と相
談したら、それ
はアダム製だった
というのは有名
な話。

私がアダムのキューで初めて購入
したのは1986年国内販売シリーズ
の第一弾製品群の一つ86-9S(Sは
ステイン)で、定価¥63,000程で
た。今のレートだと14万円位の
あたりか。

その後、57万円(現在レートだと
130万円程)のリチャード・ブラッ
のブシュカモデルも買ったので
すが、アダ
ムのほうが入れは強か
った(笑)。

ただ、私の個体のアダムはシャフト
が硬すぎて棒みた
いでイマイチだ
った。そのシャフトはある都内の
試合の時
のブレイクで折ってしま
い、淡路亭
でスペシャルシャフト
を作っても
らったのですが、その
淡路亭赤木
シャフトが抜群に良く
て、今でも
私のオリジナルカスタ
ムのメイン
シャフトとして現役で
活躍中です。

その淡路亭シャフトは1987年製な
のでことしで35年目に
なります。
今でも動きが頗る良い。曲がり

無し。音はカキーン音。

バットのフォアアームのみアダム
粕谷氏のハギ。ステインは剥がし
てクリア仕上げで再生。
(Luke Landwalker No.6)


一番上が原型。アダム86-9S。

上からアダム・ヘルムステッター
86-9S、ボブ・
ランデ・ショーン
R21、ポール・モッティ・ザンボッ
ティモデル、ルークNo.
4オリジナル。

アダムのキューは今でも独特の味
があります。
アダムから独立して1995年にキュー
をリリースし始めた三木はMezzと
いうブランドで展開していますが、
アダムとは方向性と色を変えた
製品開発をしています。
アダムのキューはトラディショナル
な職人技を大切にし、Mezzは最新
技術をふんだんに投入する方向性で
製品群の区別化を図っている模様。

なお、アメリカンカスタムに代表
される個人ビルダーの作品キュー
を「カスタムキュー」と呼称する
概念は、1990年代以降に登場しま
した。
それまでは、たとえバラブシュカで
あろうとも、ただの「キュー」。
キューに特別な格式呼称も概念も
存在しませんでした。
でも、それが本来のキューの姿だろ
うと思います。
「カスタム」とは本来は自分の為
にワンオフ製造された製品や改造を
施された物の事を指します。
企業法人ではない個人ビルダーの
製品の事を「別格超高級品」として
別枠概念化する事は、商業的目論み
の中で誕生した新呼称だったのです。
本来キューはどんなキューでもただ
のキュー。それが本質です。
「美術刀剣」などという見てくれだけ
の表層視覚「美」意識を煽る風潮が
創作されたのと同じ路線で、ビリヤ
ードのキューにおける「カスタム」
概念も、あたかも超高額を支払わ
ないと買えないような高尚な芸術品
であるかのように作り上げられた
虚構なのです。
具体例を出すと、1987年時点での
ガス・ザンボッティなどは45万円
で米国では購入可能でした。これ
が実態であり実相であり真相。
今やガス・ザンボなどは1,500万円
でも買えるかどうかの価格帯です。
リチャード・ブラックのブシュカ
などは米国で買えば80年代当時は
本当の金額は1,800ドル。
それが日本でのブシュカの販売金額
は日本の業者国内販売価格で57万円
だったのです。
何か、カラクリが見えてくるでし
ょう?
バカバカしい話です。

世界的なキューコレクターである
元プロ選手だった菱沼巌氏が立ち
上げたアメリカンキューの販売会社
のラッキーインターナショナルが、
2000年代に入っても、ポール・モッ
ティ作などを30万円代で販売して
いたのは、度外れた良心的な販売
形態だったと断言できます。
ラッキー菱沼さんの場合は、販売業
の販売利益が第一義ではなく、ご
自身の人間関係で製作オーダーした
ご自分の持ち物のキューを購入者に
分けるという趣旨だったから、法外
な儲け利益を乗せるというような事
をしなかったのだと個人的には思い
ます。
今ラッキーさんご自身はキュー製作
者になっています。娘婿である
「息子」さんたち二人もキュー製作
者としてプレーに使えるキューを
作っています。実戦実用品として。
本来のビリヤードキューの姿はそれ
です。
見てくれの見た目を鑑賞する為だけ
にあるものではない。
切れない日本刀、使えないキュー
などは、金満主義の好事家たちの
私的欲求を満たすだけの物体です。
使えない得物は得物として持つに
足りない。
理由は、見かけ倒しの物など持つ
と、一切戦えないから。


仙人

2022年06月19日 | open


今でもゴトッチこと故後藤章二さん
が日本人で一番巧いと思っている。
名人を超えた仙人。
もしかすると、仙人さえも超えて
いたかも知れない。