ビリヤードのキューはどのように作られる!?
平口結貴プロとMezz Cues工場見学!!
これが日本のキュー作り。
アダムの下請けをしていた三木は
1995年に独立してMezzブランドを
立ち上げた。以降、世界のトップ
レベルのキューを作り続けている。
日本のキューメーカーは、日勝亭、
日本玉台、淡路亭、石垣、アダーチ、
アダム、三木、他各社があるが、
どのメーカーでも日本のキュー作り
のレベルは世界トップクラスだ。
それがどれくらいのものかというと、
世界の中での日本車(二輪も四輪も)
のレベルと同様。品質は最高峰だ。
How McDermott Cues Are Made
きちんと衛生健康監理された工場で
人々は働き、作る製品の品質も高度
に管理されている。
これが先進国のキュー作りの現実だ。
日本もこのアメリカと同じ姿勢で
キュー作りに臨んでいる。
生産拠点では不衛生さは一切無い。
それはモノヅクリに大きく影響する
からだ。アフガンでの路上銃器製造
やフィリピンキュー製造のような
事は絶対にしない。それがISOなどの
国際品質基準を持つ国の物作りだ。
無論、完成したキューを地面に直に
置くなどという事は絶対にしない。
キューは玉を撞く道具だが、食器と
同じように大切に扱う。
Tony Bautista_ Irish Linen Installation (step by step process)
こんなにキューを水浸しにして
いたら、そら曲がるわな。
道理でフィリピンキューは蛇が
のたうったように曲がる物ばか
りの筈だ。バットまで曲がる。
大体2ヶ月位でうねって使えなく
なる。それがピンキュー。
出来上がったキューは平気で
地面に置いたりする。
良い悪いではなくそれがフツー
の感覚の土地。
Jun Santos Cue Maker Pampanga
空港に到着したら、警備の警官が
警察バッヂを買わないかと話を
持ちかけてくるようなとこ。
映画『戦争の犬たち』で傭兵キャ
ット・シャノンが現地調査で入った
アフリカの国家「ザンガーロ」の
ような国が環太平洋にも現実にあ
ると感じさせるそんな国。
そして、フィリピンではポケット
ビリヤードは賭博としてしか存在
しない。本格玉台の代わりに路上
ではあちこちでバクチのおはじき
=フィリピンプールが行なわれて
いて、男たちは昼間から働かずに
バクチばかりをしている。
そもそもビリヤードに対してスポ
ーツの概念は一切無い。