渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

野生動物

2022年07月04日 | open


最近市内市街地の知人の家の庭に
はこれが出るらしい。
家庭菜園の野菜を取って行くとの
事。

これは、市内で私が道を走ってい
て遭遇したニホンザル。
かなり昔、猿回しの初代ジロー君
は三原の山で生まれた猿だった。
市内の山にニホンザルがいるのは
知っていたが、最近では市街地の
住宅街にまで出てくる。
一昨年は市内で熊の目撃情報もあ
た。

JR新幹線駅(城の真上に敷設)から
300m位の所で大きな豚のような
大きさの猪が歩いていたり、市街
地といっても広島県三原市は自然
がまだ残っている。
先日はうちの庭先をアナグマの親
子らしき2頭が歩いていた。駆除
禁止対象なので、捕獲も駆除もや
ってはダメ。
別な少し離れた知人の家の庭でも
2頭のアナグマが歩いていたと
う。同じ個体だろうか。
音を鳴らしても「なんですかぁ?」
みたいにポカァンとこちらを見る
だけで全く逃げようとしない。
そういう習性みたい。

アナグマ。
タヌキもアナグマもどちらもムジナ。


欅(けやき)

2022年07月04日 | open


夏のケヤキ。

秋のケヤキ。


夏に力強く、秋に目に麗しい。
そして硬い堅牢な木である。
私は日本の銘木の中ではケヤキ
が一番好きだ。
木材としても良材。
山の中の銘木加工体験教室にて
ケヤキの無垢の厚板でテーブル
を作った事があるが、杢が素晴
らしかった。
ケヤキはビリヤードのキューの
材料としても十分に使えるので
はなかろうか。




久しぶりの雨

2022年07月04日 | open


台風の影響で久しぶりに雨だが、
ある程度降らないと、この夏中
に確実に1994年の大干ばつのよ
うな事になるかと思う。
あの年は、洪水とかで設備が破損
したのではなく給水制限だった。
一般家庭にも企業工場にも給水
ストップ。
コカコーラ、ビール、その他飲料
品製造メーカーがすべて製造停止
になった。
もちろん、一般家庭ではとんでも
ない事態になっていた。

降り過ぎは困るが、降らないと
かなり危うい。
ダムはもうすでに空っぽ近くだ。



カブト

2022年07月04日 | open


カブトの季節である。
家に裏の中世の城跡の山から飛来
してくる。


こちらはクワガタ。メス?


ミヤマ。ウイング格納中。


カブトの季節だ。


御家騒動

2022年07月04日 | open

 
夢を見た。
クロサワの『椿三十郎』(1962)
にそっくりな夢だ。
ただし、椿三十郎は出てこない。
若者たちだけで若者たち特有の
発想力と知恵とを振り絞って、
事件を解決して行く。



瀬戸内海に面した某藩。
継嗣問題に端を発した御家騒動
を利用して不正を働き、藩の公
金着服により藩内権力奪取を狙う
反城代家老一派とそれを暴いて
藩取りつぶしに動こうとする幕府
隠密たち、その両者の策と動きを
封じて行く城代家老派の若者たち
による三つ巴の冒険活劇だ。
私の名は市之介という若き武士
で、『椿三十郎』ならば加山雄三
の役どころにあたる。城代家老派
だ。
だが、私たちは『椿三十郎』の
若侍たちのような猪突猛進で浅慮
の若者ではなく、奇想天外な知恵
と勇気を以て難局を解決して行く。
我々は秘密裏に幽閉された城代
家老の派の若者たちであるが、
国元の藩の御城代の執政のまずさ
についての問題意識も持っていた。



途中、幕府隠密の忍びの者が、
「もはやこれまで」と割腹する
際、「せめて最期だけは武士と
して死にたし。是非に願う」と
懇請したため、武士の情で介錯
をするシーンもあった。
冒険活劇にお決まりのヒロイン
の若き娘も出て来た。じゃじゃ
馬姫のような女性ではなく、穏
やかなお嬢様だった。



騒動の中身はかなり克明に覚え
ているが割愛する。
継嗣問題の藩内対立を利用して
不正に城郭改築を請負業者と組ん
で行なおうとしている反城代家老
一派とそれをかぎつけて藩内に
予め代々配置された「草」と幕
府から派遣された隠密が暗躍する
騒動だった。
最後、騒動を無事解決し、城代
家老も救出し、同志たちが見守る
中、江戸表への早馬に私が乗る
シーンで目が覚めた。



あまりに暑すぎる夜なので目が
覚めたのだが。



なんだか、一つの時代劇映画の
ような夢だった。
異様な程に各場面が超リアル。
「総天然色」の夢だった。
『SF サムライ・フィクション』
(1998)にも少し似たタッチだ
った。あの映画はあえてモノクロ
でほぼ全編が撮影されたが。
私は実年齢の武士ではなく、まだ
20代の年若い侍だった。
なんだか、ストーリーの整合性を
もう少し整理すれば、時代劇作品
になりそうな物語だった。