Philippines vs Great Britain B
First Round 2021 World Cup of Pool
318,754 回視聴 2022/05/24に公開済み
アリソン・フィッシャーが元宝塚
のおばちゃんみたいになってるぅ。
コーちゃんみたい(笑)。
アリソンは1968年生まれ。
この人が登場してからはポケット
ビリヤード女子では誰もこの人
に勝てなくなった。
戦績もプレースタイルも美貌も。
すべてを備えた世界王者だった。
かなりの期間女王というよりも
絶対不動の女帝である時代が続
いた。
フィリピンは国の代表選手が男子
だが、大英帝国は二名とも女子だ。
これがビリヤードの本質だ。
実力がある者は男女の性別などは
関係ない。一切関係ない。
ビリヤードは、スポーツの本質性
を具体的に実現できる唯一の球技
だ。
男女差も年齢差も関係ない。
キュー一本で対戦者と真っ向勝負
が出来る。
それがビリヤードだ。
スポーツのあるべき理想的な姿
を実現している稀有なスポーツ。
球技ではビリヤードのみだ。
他の競技ではカーリング等は男女
差、年齢差の区別や差別なく対戦
できる数少ない正々堂々とした
平等で正当で公平クリーンな競技
種目だろう。球技ではビリヤード
だ。
ワールドカップでの大英帝国代表
の二人。
イギリス生まれのアリソンは17歳
でスヌーカーの世界チャンピオン
になっている。
そして1995年にプールに転向。
英国での女性選手の地位の低さに
不満を感じ米国に渡った。
そして、50以上のWPBAのタイトル
を獲得し殿堂入り。2022年には
大英帝国勲章を授与した。
アメリカ人は彼女を「運命の侯爵
夫人」と呼んだ。
アリソン・フィッシャーは英国
人らしく、常に気品ある姿勢を
崩さない。レディである。
これこそがビリヤードのビリヤー
ドらしいビリヤードプレーヤーの
スタンダードトラディショナル
セオリーだ。基本。
これは男も同。品位無き態度、
所作、プレースタイル、人的資
質であってはビリヤードは駄目
なのだ。
今でも正式試合ではサンダルばき
やジーンズや半ズボン、Tシャツ
等が禁止なのには意味がある。
それはビリヤードという競技の
歴史的な伝統を重んじるからだ。
ある意味、ゴルフに似ている。
映画『ハスラー2』での、自分が
勝ったら相手にベロ出してペロ
ペロピ~みたいなのは、正式
大会では即退場、出場禁止に
なる。
ビリヤードが、正式大会では
フォーマルウエアがドレスコー
ドであったのは、ビリヤードの
ビリヤードたるゆえんの歴史を
重んじていたからである。
この特設会場のこの台、穴狭い!
ときどき国家代表選手さえも、
穴でガコガコと外すガコちゃん
をやらかしている。どちらの国
も。
それと、特徴的な事がフィリピン
選手二名のスタイルで、これま
での柔軟でしなやかなフィリピン
選手のスタイルではなく、二人
とも揃ってこれでもかという叩き
突きのスタイルである。珍しい。
必要以上の力で二人で手玉をぶっ
叩いているのだ。
この意味は謎。不正摩擦による
先玉引きずられ現象のスロウ
(アリソンが1セット目7番を
それで外している)回避にして
は強く叩き過ぎだ。意味不明。
Olhausen Billiards & Manufacturing Marvels
なんか中学の時に英語の学習で
聴いたヒヤリング音声のように
分かりやすい英語のナレーショ
ン(笑)。
正確で訛りの無い発音。
映画『ハスラー2』でのアトラン
ティックシティの案内シーンの
ナレーションのような印象。
ビリヤードテーブルはベルギー、
フランス、イタリア、スペイン、
イギリス、日本等々名品を作る
国が多くある。
アメリカンプールテーブルでは
西部開拓時代から酒場のカウン
ターや家具も作っていたブラン
ズウィックが有名だ。
ブランズウィック社はテーブル
やキューなどのビリヤード用品
だけでなくボウリングのピンや
レーンまで作った。直営ボウリ
ング場まである。日本にも池袋
のど真ん中にある。
ブランズウィックが老舗ではある
が、高品質プールテーブルとして
はダイヤモンドの台などもある。
何度か撞いたが、非常に高級で
高い品質の作りだ。
高額過ぎて、あまり設置してい
るビリヤード場が無い。
オルハウゼンは1972年創業の
新しいメーカーだ。
それでも今年で50年になる。
クラシカルなシリーズも揃えて
いて、高品質、高精度を誇って
いる。なかなか良い。
日本でも愛好者がいて、自宅に
置く際にはオルハウゼンという
人も多いと聞く。
私も自宅に玉台を置くならば、
日本玉台の古い箱台かオルハウ
ゼンのクラシック台を置きたい。
1920年代スタイルのクラシック
タイプが好きだ。
1960年代まではまだ現役で使わ
れていたようなタイプ。
ただ、家に置くならリターン
タイプではなく、クラシカルな
ポケットプールタイプのほうが
音は静かだ。同じポケットに入れ
続けたら網カゴからボールが溢れ
るけど(笑)
こうしたポケットプール式の
クラシック台で何度か撞いた
が、撞き心地が通常のリターン
式とは異なるので面白い。
かなりジェントリーなのだ。
ポケットしても「ガコン!ガコ
ゴロゴロゴロコトン」という音
は一切しない。静かにポケット
イン=ポットされる。先に玉が
落ちていたらコツンとだけ落ち
てから既存の玉に当たる音が
するだけ。静かなテーブルだ。
大人の紳士の競技のような
空気を醸し出すのがクラシック
台の持つ空気だ。
なかなか良い。
仕事で何度も行った事がある場所。
私はキューを出す。
鋭いスピードドローや割らない
フォローの時も、また、やわら
かくしなやかに短距離を滑らか
に撞く時も。
出し幅の大小はあれ、キューを
出して玉を「撞く」。
私はキューを出す。
当て止めのような突っつき方は
やらない。すべてのショットに
フォロースルーを取る。
マッセ以外。
最近、不思議な「指導」で、キュー
を出すな、出しすぎるな、という
教えが出始めている。
結果として生まれる現象は、チョン
と弾いての転がし玉だ。
人は人。私は私。
私はキューを出す。
師匠や先輩や同輩の撞き師がそう
であったように、私はキューを
出す。
シャープなドローで的玉を入れ
ながら手玉のスピンドローで
クラスタを割りに行って形を
作り、マスを割った時のフォー
ムと玉筋。
割りの時の当て角度とイング
リッシュでの割った後の手玉
の動きまで計算して計画を実現
させて結果を残している。ただ
の入れ引きではない。簡単では
ないショット。