渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ナイスガイたちとの走り

2024年12月12日 | open



「一緒に行きませんか」
毎回声をかけてくれるだけで
あり
がたい。
たまたま主軸の二輪を整備中
で乗り出せなかったのと、所
用もあったので二転三転して
今回パス予定となったが「別
なバイクでもいいから行きま
しょうよ」と電話をかけてき
てくれた。
メールではなく直電話という
のがまたいい。
早朝から用事を済ませ、原付

ベスパで合流する事にした。

すっきりスカッと気持ちのい
いやつら。
考えたら、1980年代前半に一
緒に箱根を走っていた相方の
弁護士の
息子と同学年の人た
ちだ。

まだ3つ位だったのに、今は
この一緒に走る男たちと同じ
ようにいい年になっているの
だろう。成人後は親父と同じ
く弁護士
になった。
その子が保育園の頃から一番
仲良かったのはまだ学生だっ
た私だった。
ある朝、就職したばかりの頃、
出勤の時に保育園の
遠足よい
こたちと電車で一緒になっ
た。
そしたらその子がいて、
私を
発見して電車の中で大喜
びし
ていた。

先生が「どなた?紹介してね」
と言ったらその子は「うん。
僕の友だちだよ」と先生に言
い、引率の先生は大笑いして
いた。
小学生になった時に原宿で開
いた誕生会でも同じように私
を紹介し、私の横に座った高
橋源一郎が大笑いしていた。
父親と源一郎は大学時代の大
親友だったようだ。

今、その子と同じ齢、世代の
人たちと
飲み食いし、そして
共に走る。

なんだか不思議な気持ちにな
る。
でも時々城町の友は私に言
う。
「なんか同級生くらいと勘違
いしてるフシあるけど、おっ
さんなんだから、おっさんは
おっさんらしゅうせんといけ
んよ。俺もおっさんだけど(笑」
と。

いい空気がある。
それは城町の彼らがスカッと
ているやつらだからだ。
ケロッと明るい。
腹に含んで何かを陰ですると
いうのが大嫌いな連中。
それがいい。
スパン!としてるとこが妙に
ウマが
合う。
それこそ学生時代のあの頃の

仲間たちのように。


 









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