私は焚火派である。
実際に趣味者同盟焚火派でもあるのだが、
野営活動の実践ではずっと焚火派だった。
ガスバーナーは過日友人からプレゼント
されるまで何十年も使った事がなかった。
1960年代からずっと薪を燃やし続けて
きた。
石カマドでも火を焚く。
焚火台を使う事もある。
石カマドでも火を焚く。
焚火台を使う事もある。
トライポッドも使うし、クラフト吊るし
もする。
リフレクターも作って設置して使う。
クッカーは殆ど軍物を使い続けてきた。
ゆで卵さえ基本的には焚火を使う。
私が作る石カマドは鍛冶炉に近くなって
私が作る石カマドは鍛冶炉に近くなって
しまうという癖がある。
ストーンサークルのようなカマドはほぼ
作らない。
実は、野外において、専用ガスバーナー
を使って調理をした事がない。
ガスでもアルコールバーナーでも湯を沸
かす程度だ。
飯炊きも調理も野外では何十年もやって
きた焚き木での調理のほうが慣れている。
バーナーでの火加減はサッパリだ。
まして、家庭用コンロと違い、野外バー
ナーは一点集中型が殆どなので、火の制御
が難しく感じる。
焚き木の場合は火加減調節は薪を遠ざけ
たり、足し方を調整するだけだ。薪の置き
方にはいろいろあるが、置き方一つでいろ
んな炎を作り出せる。バーナーは火力調節
のみだ。強いか弱いか。焚き木のように
回す炎か包む炎かのようなことはできな
い。
焚火による炎での調理は、総体的に火が
回るので料理は存外し易い。米などはと
ても美味しく炊ける。
バックアップでアルコール&ガスバーナー
は装備しても、これからも焚き木での炎
が野営でのメインファイアとなることだ
ろう。
炎を見続けると火の神に目を獲られてし
まうので炎は凝視し続けないが、焚火の
炎はバーナーでは得られない柔らかな温
もりを人にもたらしてくれる。
焚火派なのだ。