日本刀の固い柄はこうやって外す。
鞘を床に着けているといくらやっても
だめなので、鞘はこのようにテーブル
の上に置いて。
そして当て木をトンカチでコン!
大抵、二発程で柄は外れる。
外れても組み込めなければ意味が
無い。
組み込みは畳の間で床ドン!一発
だ。
絶対に一発で決めないと、蹴り返し
で刀身や鍔金具がジャンプするので
きっちり奥までハマらない。
刀身の柄はめは、必ず一発で決める。
そして、そのドン!は最後まで柄を
握りしめない。勢いつけて落下させ
る要領だ。
実はこの床ドン!の一発決めは、
日本刀での試斬の際に刀を曲げない
切り方の手の内の極意にも通じる。
刀を曲げる人は刃筋が立てられない
のも大きな原因だが、固く柄を握り
締めて振り切りスイングをしている
から被切断物体に食い込み角度が
悪い時に力で曲げてしまうのだ。
刀というものは投げるように使うの
である。(薩摩流儀以外)
ダーツを投じるときのように、慣性
のみを使ってピュッと日本刀では
切るのである。斬り音は「カッ」と
なる。樋がある刀で振ったら短い
高音がする。冴えがある切りは、
高い音質で短く「切り代」区間の
みで音がする。
この刀勢と冴えによる慣性を使って
切るノウハウは、実は土佐英信流の
「切り」の要諦の一つとなっている。
力は使わない。
すべて冴え。
そして、そのドン!は最後まで柄を
握りしめない。勢いつけて落下させ
る要領だ。
実はこの床ドン!の一発決めは、
日本刀での試斬の際に刀を曲げない
切り方の手の内の極意にも通じる。
刀を曲げる人は刃筋が立てられない
のも大きな原因だが、固く柄を握り
締めて振り切りスイングをしている
から被切断物体に食い込み角度が
悪い時に力で曲げてしまうのだ。
刀というものは投げるように使うの
である。(薩摩流儀以外)
ダーツを投じるときのように、慣性
のみを使ってピュッと日本刀では
切るのである。斬り音は「カッ」と
なる。樋がある刀で振ったら短い
高音がする。冴えがある切りは、
高い音質で短く「切り代」区間の
みで音がする。
この刀勢と冴えによる慣性を使って
切るノウハウは、実は土佐英信流の
「切り」の要諦の一つとなっている。
力は使わない。
すべて冴え。