晴れのち雨のち豪雨
昔は雨の日もいとわなかった。
サーキットでも公道でも。
雨の日は私はコースも公道も
どちらも人生今まで無転倒。
だが、今、雨の中を走るのは
好きではない。
昔は「雨になるといいなぁ」
などというシチュエーション
も多かったし、雨の日の走行
は得意だった。
今はね、やだぴー、だ。
今までの人生で、二輪走行中で
一番の大雨の時はひどかった。
MCブラザーの友人と峠に走り
に行っていて、頂上で一服して
たらポツリと来た。
「これ来るね、やばいね」とい
う事で2台で山を下り始めた。
すると途中で超ド級ゲリラ豪雨。
10m先とかではない。3m先が
見えない程の局所的爆裂豪雨。
停めたら、路肩に寄せても通行
車両に視界不良で追突されそう
なので峠の下り途中で止まる訳
にも行かないし、ゆっくりと走
って下りた。時速5km/h位で。
そしたら、ぬぁんと、峠を下り
たら下界は晴れ間。
なんだよ、あれ、と二人で話し
たが、二人とも革の上下は絞れ
るほどにずぶ濡れになった。
まあ、濡れてもその後陰干しし
て、十分にホホバオイルでメン
テすれば革だろうとどうって事
はないのだけどさ。
お花畑角川学芸会映画みたいに、
革ジャンを雨で濡らしたくない
から脱げ、なんてのは実際には
大嘘。
ありゃファンタジーだ。
しかし、あの豪雨は人生初の
超絶豪雨だった。
どういったらいいのか・・・
そう、まるで滝だった。
そして、革着てても、まるで石
つぶてくらったみたいに痛いの。
あれはほんと凄かったよ。