渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

梅雨明け 2018

2024年07月03日 | open




2018年の東京の梅雨明けは
6月30日だった。
はやっ。

だが、この年2018年の6月28日
~7月8日、
西日本地方では記
録的な豪
雨により大災害が発
生した。

中国四国地域では河川の氾濫、
浸水害、土砂災害等が発生し、
死者237名(広島県115名、岡
山県66名、愛媛県31名、他府
県25名)、行方不明者8名、重
軽傷者は432名となった(消防
庁情報、2019年1月9日現在)。
特に広島県の受けた被害は甚
大だった。
広島県東部の三原市において
も市内西部が建物の2階部分ま
で水没し、駅周辺の市街地も
給水がストップしてライフラ
インのうち上水道が壊滅した。
交通も遮断されたので、食料も
枯渇した。水没を免れた店舗
には何も無い日々が続いた。
食料品だけでなく、日用品生活
物資さえほぼ店には無い。

だが、多くの「別地域」の方々
の支援により、どうにかかろう
じて餓死せずには済んだ。

その時の、各地の方々のご厚意
とお気持ちは決して忘れる事は
ない。今でも深く感謝している。

人が困窮した時、人間の本性は
現れる。
私個人の所にも救援物資が個
別に各地から送られて来た。
多くの友人や知人や全く見知ら
ぬ人からまでも。

家族親族近隣住民と分け合って
その多くの人々の厚意でかろう
じて命をつないだ。

その時、「あんな奴にそんなの
が来る筈がない。どうせ自分で
買い揃えて嘘ついてるに違いな
い」等々書き連ねてネットで
誹謗中傷していたのが匿名ネット
ちゃんねらーだった。

食べるものも水も無い中、全国
各地
から支援をしてくださった
方々との本当のところでの人的
質性の違いがよく見えた。
被災者である私を含めた地域の
膨大な人たちが困っているのも
本当の現実であるのに、それを
無視するだけでなく、多くの心
ある支援者の方々の真心さえも
踏みにじる事をするんだなぁ、と。


 







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