ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




うわー、古いかー(笑)。

今夜のキース達の最終公演、当日券が僅かだけど発売になる、と知りました。ホール窓口にてのみ、五時から発売、とのことでした。

10秒考えて、気が付くと家を出てて、気が付くと僕の手には。

ゲッツΨ(´д`)Ψ。

やっぱりどうしても、もう一度観たくて、聴きたくて。

開演まで、あと一時間ちょい。さて、ここは・・・

腹ごしらえしてきます(笑)。

---追記。---

ちょっと仕事の打ち合わせに寄って、帰宅いたしました。もう日付は変わっておりますが・・・まだ夢心地。

本当に素晴らしかったです。素晴らしかった、なんてもんじゃ無かったんですけど、他に上手い言葉も見当たらないんです。やっぱり、行って良かったです。

しかも、今日コンサートが行われたのは新宿厚生年金会館。このステージには、僕も何度か立たせて頂いたことがありますので、また感慨ひとしおでした。いや、勿論、僕なんかとキースを比べてのことではありません。ただ、今頃彼等が、僕が入ったことのある、天井の蛍光灯や、壁の汚れを知っている、あの楽屋に居たりするのかなー、なんて思ったら、なんだかドキドキしたりして(←ちょっとオカシイ(笑))。

「ジャズはまず2000枚聴いてからモノを言え」、などという言葉があります(・・・無茶だし、僕はそんなに難しく考えなくても、と思ってますけど。例えたった一曲でも、ジャズを好きになったら「ジャズ?好きですよ」、でいいと思うんですよ)。

でも、そんな無茶を実践しちゃってるような世界中のジャズマニア、評論家と言われる方々でさえも、皆が口を揃えて「芸術性、テクニック共に、現在、世界最高のピアニスト」と賛える、キース・ジャレット。

常に音楽的に前進を続け、数百人、いや数千人もの共演者と仕事をし、まさに現代ジャズの歴史を作った「帝王」と言われるトランペッター、マイルス・デイビスが、亡くなる直前のインタビューで「過去にあなたと共演したピアニストで、今、もう一度誰かと一緒に演るとしたら、誰と演りたいですか?」との質問に「キースだ。ヤツは本物の天才だからな。」と即答したと言います。

彼が共演したピアニストには、他に、ハービー・ハンコック、ビル・エヴァンス、セロニアス・モンク、バド・パウエル、チック・コリア、ジョー・ザビヌル、レッド・ガーランド、、ウィントン・ケリー、ハンク・ジョーンズなんかが居るというのに!チンプンカンプンかも知れませんが(笑)、全員、超が100個付くくらいの、トンでもないスーパーグレートピアニスト達なんですよ

先日、僕が行った8日が、彼の62歳の誕生日だったのですが、うーん、どうか100歳まででも、弾き続けて、僕らを惹き付け続けて、欲しいものです。えっと、僕はその時、76歳、ね(笑)。でも杖つきながらでも、コンサート行かせてもらいますから

あぁ、今夜も、僕は幸せです

キース、そしてゲイリー、ジャック、素晴らしい音を、メロディーを、心を、ありがとうございました。日本で是非美味しいもの沢山食べて、道中お気をつけて帰ってください。そして、また必ず、来て下さいね。あなた方の存在を大きな糧に、またその日まで、僕ももう少しまともなピアノが弾けるように、この小さな日本の片隅で、えっちらおっちら、頑張りたいと思います

アセらず、サボらず、

ぷ・・・しながら(笑)。

ではー。



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