ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




ふわふわを見つけました。この綿毛って、植物の中でもおそらくNo.1にメルヘンな姿をしてますよね(笑)。

あの黄色いタンポポが、こんな風にまるで違った姿形になるのって、考えてみると不思議ですよね。彼等は、いつの間に変身するのでしょうか。ある朝、手品のように、パンッ!・・・。まぁ、そんなはずはなさそうですが。

フーッって吹くと、「耳に入ると耳が聞こえなくなるよー。」なんて言われたり(笑)。なんでも実際に実験してみた人がいたらしいですけど、くすぐったいだけで、聴力にはなんの影響も無かったとか。ただ、タンポポの綿毛に限らず、耳にはあまり色々なモノは入れない方がいいそうですけど。・・・あたりまえですね(笑)。

このふわふわを見ると、昔流行った『ケセランパセラン』というものを思い出します。ご存知の方、いらっしゃいますか

見た目はまさにこの綿毛の塊のようなもので、「ビワの木に生息」していて、「捕まえて」「タンスの奥にしまって」「おしろいを与えると成長」し、それを「持っていると幸せになれる」というものです。ただし、「一年に二回見ては効力が消える」とかもあって(笑)。

僕が確か中学生の頃だったと思いますが、ほんの一時ですが、毎日のようにクラス中で(主に女子の皆が(笑))話題にして盛り上がってました。「○○ちゃんが昨日見たらしい」「△△さんは実はもう二つ飼っているらしい。」などと(笑)。

あれはそもそも一体何なんだったんだろう、と思って調べてみると、なんと、その歴史は江戸時代の民間伝承にまで遡るんですね。そんな古くからあるとはね、びっくりです。

「ソレ」はそんな江戸の昔から、やはり謎の物体とされているんだそうです。現在では公式にUMA(未確認生物)の認定も受けているそうですが、実は正体は妖怪ではないかとの説もあるそうです。「そう、実は正体は妖怪だったのです!」「なぁんだ、妖怪だったのかぁ。」・・・んー、実にいい感じですね(笑)。幸せになれる妖怪ね。夢があっていいですよね

ある日の静かな授業中に、一人の女子が「あっ、来たっ!」と言って、開け放していた教室の後ろの扉を指差しました。「今、廊下を横切った!」「(一同)何がっ!?」「ケセランパセランー!」その一言で、

「まじかよー!」」どどどー。皆いっせいに立ち上がって、廊下に顔を出しました。こういう場合、男子も一緒ね(笑)。でも、そこにはいつものシーンとした廊下があるだけ。・・・「あーあ、皆が大声出すから逃げちゃったんだよ。」「また来てくれるかなー。」誰かがそんな事を言って、皆んな、「なぁんだー、そっかー、残念ー。」と、席に戻ります。黙って見ていてくれた先生も「ホラ、もう集中しろー。授業再開するぞー。」

あの時、ほんとに「ケセランパセラン」がいたとはやっぱり思えないけど、例え伝説であってもね、その存在で、それなりに皆が「幸せであること」に思いを馳せていたっていうことは、素晴らしいことですよね。ナイス、グッジョブ。ケセランパセラン。・・・とか言って、ほんとに居たんだったりして

あ、思い出しついでに、もういっこ(笑)。

「口裂け女」って、ご存知ですか?こちらは僕が小学生の時に流行ったんですけどね、こちらはかなり真剣、壮絶だったんですよ。当時はテレビでもかなり扱われてましたし(けっこう真剣な検証番組もやっていた)、最近になって映画にもなりましたね。

簡単に言いますと、耳まで口が裂けた女性(普段はマスク着用)が、子供に「ワタシ、キレイ?」と訊き、「キレイ」といっても「キレイじゃない」と言っても殺される、という噂だったんです(じゃあどうすりゃいいんだ、と言いますと、「ポマード!」というと口裂け女は逃げる、ということでしたね)。

これが「昨日、学校の校門に来ていた。」とか、「隣の学校ではすでに一人殺された。」ということにまでなってですね、子供どころか、「本当に大丈夫なのか」と、親まで巻き込んでの騒動に。もう怖がっちゃって登校出来ない児童は出るわ、帰りには実際に集団下校が行われるわ、挙句に先生が『対処を間違わなければ安全です』という、今考えるともはやデマの片棒を担いでいるような(笑)プリントまで刷って配るわ(笑)。

でも、当時はね、勿論僕も本気で信じてました。盛り上がるんですよねー、こういう都市伝説って。・・・いや、こちらもほんとに居たんだったりして。こわー。

・・・さて、と。じゃあ僕は「口酒男」になろうかな。こちらはまったくこわくありません(笑)。

ではー。



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