薔薇が咲き頃なんですね。ちょっと見てきました。
薔薇って、ゴージャスな花ですよね。漢字までもがゴージャスで、残念ながらパッとは書けません。あな、お恥ずかしや(笑)。
そうそう、僕と同年輩の方はご存知かもしれませんが(昨日のブログのコメントで何気に結構いらっしゃることが判明(嬉))、「君は薔薇より美しい」という美声ベテラン歌手の布施○さんのヒット曲がありまして、僕もシングル盤を買って持っているんです。確かテレビの化粧品か何かのCMソングだっと思いますが、これがとても展開の素晴らしい、メロディアスでポップな曲で、大好きになりましてですね。よく聴いては口ずさんでおりました。
「息をぅ~切らしぃ~胸をおさえ~て~、久しぶりねとぅ~ 君が笑うぅー」
この後も「何故か今日は君が欲しい」だの、「かすかに色づく唇」だのと、少々色っぽい歌詞が続きますが・・・、当時、まだ僕は小学校4年生(笑)。
ランドセル背負ってる子供が帰り道すがら歌う歌でもないと思いますが、まぁ、いつの世も流行り歌と言うものはそんなものですよね。内容は後からおのずと判ってきますから。「あっ、そういう意味の歌詞だったのか。気付かなかったー。」って、まるで人生の機知というパズルが少しずつ解けていくかのように。
これは大人になってから知ったのですが、この曲はゴダイゴというバンドのキーボーディスト兼リーダーであります、ミッキー吉野さんの作曲でした。あぁ、なるほど。
僕は、ゴダイゴの超大ファンでした。小学生半ば頃で、当時出ていた全7枚ほどのLPをとっかえひっかえ、毎日のように愛聴しておりました。彼等の曲は基本的に歌詞が英語なのですが(シングル以外はね)、繰り返し聴いているうちに、なんとなく音で憶えてしまえるもので(子供の頃は、まだ頭が柔らかかったんですね・・・涙)、「適当なんちゃって英語」でなら、ほとんどの曲が歌えたくらいでした。将来の夢は、と伯母さんに訊かれて、「タケカワ・ユキヒデ(ゴダイゴのボーカリスト)になる!」、と答えた程でしたからね(笑)。これは「僕、将来アフリカ人になる!」みたいなもんですよ(笑)。
勿論、今でも大ファンですよ。だって、ちゃんと作られたいいものは、音楽でも何でもですが、そうそう飽きないですからね。「良質は、いつも新鮮」・・・これはどっかのコマーシャルコピーですが(笑)。
脱線しましたが、なので、この布施○さんの曲が好きになったのも、分かるんですね。今、改めてピアノで弾いてみても、このまんまゴダイゴの曲としてリリースされていても違和感のないコード進行、そしてメロディ。好きな匂いがするんです。ゴダイゴはビートルズからの影響をまず強く感じるのですが、この曲には若い時にアメリカで勉強されたミッキーさんならではの、良質な往年のアメリカン・ポップスのフレーバーが実に見事にちりばめられていると思います。いやー、良ーく「音楽的計算」もされていますし、それでいて、いや、それゆえに難しく聞こえない、素晴らしい曲です。勉強になります。
久しぶりに聴きたくなって、先ほどYouTubeで検索してみたら、ご本人のバージョンと、ベテラン二人組グループの飛○(AS○A)さんがソロでカバーされているバージョンが見つかりました。いや、この曲はかなりの難曲(聴くは易し、ですが歌うとなると本当に「難易度:高」のメロディーだと思いますよ)を、さすが飛○さん、見事に歌い上げられておりました。いやー、凄い。本当にお上手な方ですよね(かつ個性的ですしね)。またね、手の動きが素晴らしかったなぁ。ソウルの動きですよ、ソウル。イェイ。
そしてその後、ご本人の最近のショーでのバージョンを聴きましたが、これにはやっぱりノックアウトされました。まず何よりリズムの取り方が、なんといいますか、やっぱりもの凄~くオリジナルなんですよね。これは今の時代に聴くからこそまた新鮮なのかもしれませんが、とにかくカッコよかったです。ピシッと蝶ネクタイとタキシードで、しかも若々しく軽やかに歌うその変わらぬ声とお姿に(このクリップの時点で、還暦間近ですからねー)、思わず観終わってパソコンに向かって拍手しましちゃいましたよ(笑)。素晴らしい曲、そして素晴らしい声、そして素晴らしい歌でした。いやー、いいものを聴きました。
はい、今日は「君は薔薇より美しい」の話で終わっちゃいましたので、明日は、
「ベルサイユのばら」について、軽く今日の倍、語りたいと思います。
・・・冗談ですってば(笑)。
ではー。