ピアノは、ネコが歩いても音がでる楽器です。
中身がとうなってる、とか、どうして音が出る、なんてしくみなんてしらなくても、とりあえず弾く事はできます。テレビだって冷蔵庫だって、もはや身の回りのあらゆるモノがそういう性格を持っていますが、その代表のひとつが、パソコンではないでしょうか。
ここ十年数年くらいで、本当にパソコンは物凄い進歩を遂げましたね。
僕が最初にパソコンというものに触れたのは中学生の時でした。「何でもできる!」な触れ込みでしたし、実際物凄いテクノロジーを手にしたような気はしたものです。
でも、今の感覚であの頃のパソコンに触れたら、「何にも出来ない、うおー(笑)!」でしょうね。
だってね、マウスもないし、デスクトップもないし、だから勿論アイコンなんてのも無いんですよ。真っ黒い画面にカーソルが点滅してるだけなんですから(笑)。
嫌いじゃないんですが、もともとが文系思考の僕には当時のパソコンはあまりにも難しく、自分で思い通りになんて、何も出来なかったような気がします。専門の本に載っている英語のようなBASICという言語を一字一句打ち間違わずに半日入力して、どうにか簡単なゲームが作動する、「わーい、なんか動いたー!」・・・で大喜び、といった感じでした(笑)。
さらにマシン語なんてのもあってね・・・ただただ、数字が永遠に続くかのように並んでるんですが、その2進法や16進法やらのの数字だけでプログラムを組んでいくんですよ。もう、何がなんだか、笑っちゃうくらいわかりませんでした(笑)。
それからしばらくはコンピューターとはご無沙汰で、ようやく10年位前に知り合いから古いマックを手に入れて(今はウインドウズだけですが、この最初の(?)一台だけはマックでした)、それで曲なんかも書いてましたが、なんとハードディスクの容量は全体で640MB(メガバイト)とか、そんなものでした。1GB無いんですよ(笑)。今、40GBとか100GBとか、なんなら、テラバイトなんてもの普通になってきてますが、あの頃は、本当にそれでも、「何でもできる!」と言われてたんですものね。
そうそう、あの頃はまだインターネットもアナログ回線で。ADSLすらまだ珍しいことでしたから、僕の遅いマックでは、YAHOOのトップページを開くのに余裕で3分とかかかってました、ジージーって言いながら、「お、Yが出た」とかいう感じです(笑)。
あれから、まだ10年程度ですが、隔世の感がありますよね。
携帯でもインターネット。パソコンでは、「何でも」とは言わないまでも、本当に物凄いことができるようになりましたね。
そして音楽業界は、この「パソコンの進化」の影響を一番大きく受けた業種の一つだと思います。
本当に、考えられない速度で、考えられない規模で。
多分、パソコンで音楽を作ったりしてる現場を見たことの無い方が実際の作業の現場をご覧になったら、「え!何これー!今、こんなことまでできちゃうの!?」って、まず間違いなく言われると思います(笑)。エキスパートではないにしろ、一応パソコンで音楽をすることをがっこーで教えたりした僕ですら、「うわー、なんだそれー」って思うんですから(笑)。まさに日進月歩、1年前はすでに遠い過去、半年後の想像すらつきません。でも、恩恵に授かってるのは間違いないんですよ。ミュージシャンも、そして、リスナーの皆さんも。ライブは最高、・・・でも、パソコンが無かったら、今の音楽業界は成り立たないのも事実なんです。
長きにわたり、何かとお世話になりまくっております、斉藤光浩さんが、このたび、個人で学校を始められました。
その名も、「Mitsuhiro Saito Music Connexion」。略して、「MSMC」。
業界のNo.1スタンダードソフトであります「ProTools(プロツールス)」を、なんと光浩さんご本人がマンツーマンで教えてくれる、というね。贅沢なスクールですねー(光浩さんのコメントはこちら)。
いまや見た目が軽やかに出来ていても、逆にその分中身は複雑化しまくっておりますので、パソコンの仕組みがどうこうまでなんて、とてもじゃないですが門外漢にはわかろうはずもありませんが、ソフトひとつとっても、こういった音楽ソフトも、とっつきやすくはなっているものの、実際に触っていくと、色々と「あれ?あれれ?」な事が出てきます。どんな人でも、絶対に出てきます。しかもマニュアルが辞書みたいだったりもしますので(・・・新しいソフトを買うたびに泣きそうになります(笑))、特に初心者の方などは、それで嫌になっちゃう、なんてことも多いのではないでしょうか。
となるとね、やっぱり知っている人に聞く、詳しい人に習う、というのが一番の近道なんですよ。
辞書みたいなマニュアルには大抵のことが書いてあるのですが、それでも一発でカユいところに手が届く、なんてことは稀で、たいていは「あーもー。」で、自分が何がわからないのかが、わからない。どこを調べたらいいのか、それがわからない、という無間地獄に陥ることになってしまって、あのなかなか繋がらないサポートの電話待ちに一日の大半の時間をとられる、なんてことはザラにある話ですから。
よし、ならば誰かにに訊こう、教わろう、ですよ。
そして、こちらMSMCでは、なんと教えてくれるのがあの、光浩さんご本人なのですから、これは自然と気合も入ろうというものです。
皆さんのお知り合いにも、もしもプロツールスを使っていらっしゃる方がいて、「なーんか、いまいちなー」とか、「もっと自在に使えたらなー」なんて方がいらっしゃったら、是非こちらのMSMCをお勧めしてあげてくださいね。決して、後悔はしないと思います。
ちなみに、トップぺージの「POINT2」と「POINT3」というところで使われている写真は、僕が以前撮影して、光浩さんに差し上げていたものなんですよ。こんな風に使っていただけて、嬉しいかぎりですー。ギターを弾く光浩さんの手と、もう一枚は、なんと僕のminimoogなんですよ。
以前、わざわざ「写真、使わせてもらっていいかな?」というメールいただきましたので、「もちろんです!」とメールをして、そしてこの度開校のお知らせをいただきましたので、「おめでとうございます。(中略)・・・ところで、ビールが美味しい季節ですねぇ」と書き添えましたら、「ビアガーデンでガツンと行いきたいねぇ」と返していただきました。
ビアガーデン、いいですなぁ(・・・最後はそこか(笑))。
コツコツと、部屋で音楽を作って、そして、ブワガーデン(名前変わってるぞ)。
ほんと、いいですなぁ(笑)。
ではー。