ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




ここ数日、すっきりしない天気が続いております。

今日も、またしても雨。洗濯物が溜まってまいりましたが、仕方なし。だって、どうしても乾燥機にかけたくないものって、ありますよね

 

昼間は譜面書きなぞをし、ちょっとジメっとしておりましたので、サッパリとシャワーを浴びて、夕方から都内某スタジオにレコーディングに行ってまいりました。 

 

こちらのスタジオにありましたのは、色々細部にわたってまでリファインしたばかりの、非常にコンディションの良いニュ-ヨーク・スタインウェイでした。漆黒の艶消し塗装されたボディが、なんとも重厚で、そして美しい。惚れ惚れします。

 

それにしても、音のバランスが良い。スタインウェイにしては鍵盤は重めに調整されていて、その分出音が固すぎず、さりとて柔らかすぎず、強く弾いても、優しく弾いても、反応が素直。そして倍音が早い段階から豊かになるような気がしました。ガツンガツン弾くロックな曲よりも、バラードや優しい曲向きかな、とも。僕は個人的に、こういうチューニングのスタインウェイを弾くのは初めてでした。でも、きっと相当なこだわりがあってのこのチューニングなんだろうなぁ、とは思いました。

 

それもそのはず、こちらのスタジオは・・・つまりこのピアノは、あの・・・ホラ、あの・・・えー(笑)。

ほら、あの日本一有名な、いや、もはや世界的にも有名な、アニメ映画の監督さんがいらっしゃいますよね。そして、その方(・・・とか、あと、あの芸人(?)さんが監督される映画とかも)の映画音楽をほとんど作っていらっしゃる作曲家の方がいらっしゃいますよね。

 

そう、

ここのスタジオは、あの作曲家の方が一番よく使用されるというスタジオだったんですね。つまり、このグランドは・・・たぶんそれらの曲のレコーディングでも、きっとよく使われていたものだと思われる、そんな一台だったんです。

 

勿論、あの方の曲は大好きです。

だからね、恐れ多くも、とっても嬉しかったわけです

 

「あの曲のあのピアノもこのピアノで弾かれたものかもねー」、なんて思いながら、触れられたのですから。そんなピアノのおかげもありまして、レコーディングは順調に終わりました。オルガン(ハモンドXK-3cです)も弾いてきました。

 

今日のレコーディングは、古くから知り合いのギタリストさんに呼んでいただいたものだったのですが、詳細はまたいずれ、なんです。いやー、譜面を一見すると「ぬぉっ?」っていう複雑な曲でしたが、とっても面白かったです

 

 

レコーディングを終えて、の一枚です

 

今日は、「スタジオに行く前に途中で何かお腹に」と思っていたのですが、日曜日だというのに思ったよりも道が混んでいて、結局スタジオにまっすぐ行ってしまいました。

仕方ない、コンビニにでも寄って・・・と思っていたら、

「あ、今ちょうど出前とろうって話になってたところなんだけど、乗る?生姜焼きか、肉豆腐かなら追加ですぐ頼めるけど、どっちがいい?」

と言って貰えたので(・・・ラッキー)、 

「乗ります、乗りまくりです」

と生姜焼き弁当(←もう「しょうが」まで聞いた瞬間に決定してました(笑))をご馳走になって、それから録音となったのでした。

 

・・・でも、なんか、もうとってもお腹が減っています

 

だってね、まだ着いたばかりで僕だけ一つも仕事をしていない状態でしたからね、さすがに「大盛りで!」とは言いづらかった、というのもありまして(笑)。

 

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そして、厚見さんがこんな企画を発表されました。

こちらにて。

こんなことがあるとは、です。よもや、またこのメンバーでの演奏が見れるとは

しかし・・・このメンバーの全員と、僕もあれから後、一度は一緒にステージに立たせて貰ったんだよなぁ、と思うととってもとっても不思議です。嬉しいとかというより、単純に不思議なんです

でも、やっぱり、とんでもなく遠くて、・・・凄いや。

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ではー。



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