ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




今回のツアーでの僕の使用機材たちです

写真右側、お客さんに向かって、いつものカワイMP9000、そしてその上にコルグTRITON Pro(トライトンプロ)。MP9000は基本的にピアノ用ですが、MIDIでヤマハのMOTIF-RACK ES(モチーフラック イーエス)にも繋がっていて、エレピ系の音はモチーフから出しています

TRITONは、オールイン・ワン・シンセの名機の一つで、もう10年以上使っています。TRITONシリーズは、もう一台TRITON Extreme(トライトン エクストリーム)というのも持っていますが(三段積みセットで一番上に置くことが多くて、先日厚見さんに浸かっていただいたもの)、へきるちゃんの現場ではこちらの旧型のトライトンを使っています。ずっと使っているので、へきるちゃんの色々な曲に使う音がこれには沢山入っているからです

写真奥、舞台中央に向かってはコルグCX-3というオルガン、そしてその上には主にソロ用のミニムーグです。オルガンはレズリー147RVに繋がっていまして、いつもセットの半分くらいの曲で使っています。カリッカリに歪ませたハードロック仕様のサウンドで(笑)。

ムーグは、今回はメンバー紹介曲(?)で、新たな音作りに挑戦して使いました。こんなに古い機材で「新たな音つくり」が出来ちゃうってのが、さすがムーグ。奥が深いです。でも、ちょっと他では聴けないサウンドになったのでは、と思って気に入っているんです。メンバーにも「いいねー」って言ってもらえましたし、弾いてて面白かったし、これからもずっと使っていきたい新しい音色が出来ました

 

・・・えー、コックリ、コックリされてませんか(笑)?

 

ではでは、面白くなくて難しい(・・・僕には楽しいのですが(笑))機材の話はこれくらいにして、改めて、今回の楽しい旅を共にしたメンバーさんのご紹介をさせて下さい。

 

その前に、今日はまず、

 

僕(と木村建さん)の機材まわりを担当してくれている敏腕テックのSくんをご紹介。韓国語がネイティブばりにバリバリで、英語や中国語も話しますし、楽器もギターの腕は相当なものですし、ピアノもいけます。本当に凄い才能の持ち主ですよ。もともとへきるちゃんのファンで、彼女と一緒に仕事がしたくてこの業界に入った、という経歴もまた凄いです。今では売れっ子の楽器テックとして、国内外で大活躍。僕に辛ラーメンにチーズを入れるように薦めてくれたのも、彼です。

そして、今日の写真の中で、僕の写真、それから楽器を変えたメンバーさんの写真は、このSくんが僕のカメラで撮影してくれたものです。・・・そう、Sくんは自分でも一眼を持っていてカメラの腕もなかなかのものなんですよ。実に頼りになるテックさんです

 

ではでは、参りましょう。

 

ドラムス、みっちゃんこと、倉内充さん。

本当にパワフルでテクニカルな充さんのドラムを叩いてくれます。へきるちゃんの曲は、ほんとうにドラマー泣かせなものが多いのですが(難しいだけでなく、とにかく、速いので)、充さんは「ちきしょう!絶対にやってやる」って言って、果敢にチャレンジして、ご覧になった方にはお分かりかと思いますが、見事に叩きこなしています。ライブ後にはいつも抜け殻のようになっている充さんは、カッコいいです。優しくて、ピュアで、そして色んな意味で(笑)とっても楽しい人ですよ。

 

大晦日のスペシャル・ライブでは、ベース担当でした。楽屋で楽譜を広げて「やるからには、ちゃんとやらにゃいかん」と、一生懸命練習していました。

 

 

ベース、マリリン(?)こと、堀川真理夫さん。

言わずと知れたスーパーベーシストのマリオさん、略して、スーパーマリオ。マリオさんにはいつも色々なことを教わっています。マリオさんは日本語よりも英語が得意なので、英語(←・・・でも時々、変(笑))、それからアメリカのバークリー音楽大学をとっても優秀な成績で出ておられるので、テクニックは当たり前ですが、音楽理論なども本当に詳しいのです。また、面白いボケも・・・って、これは天然ですから、教わりようがないのですが(笑)。

 

同じく、大晦日のスペシャル・ライブにて。昔、ブログで書きましたが、マリオさんは本当にスーパー・マルチ・ミュージシャン。得にドラムは一番最初の楽器で、14歳でプロになってしまったというね。言ってみればこれも本職なんですよね(笑)。なんでベースになったの?と聞いたら「うーん・・・、一番お金がかからないからネー」と。えっ、そこなんですかっ(笑)。ボケなのか、マジなのか、マリオさんですからねー、ちょっとわかりませんねー(笑)。

 

ギタ-、ジェイクさんこと、斉藤”JAKE”慎吾さん。

ここ最近のへきるちゃんバンドではバンマスを務めて下さっています。 ご存知の方も多いかもしれませんが、ジェイクさんもバークリーを出ておられまして(しかもマリオさんと同時期に留学していて、あちらでもお互いのことは知っていたそうです)、へきるちゃんの現場ではドラえもんギターや、「うなぎくん」とか「斉藤くん」などと楽しいキャラで通っていますが、通訳ができるほど英語はペラペラで、音楽の理論なども完璧。ジャズのビッグバンドのスコアなども書けてしまうという、実に素晴らしい才能の持ち主なんですよ。

 

スペシャル・ライブでは僕のセットを使ってもらって、ピアノを担当。元々、このスペシャル・ライブでもギターのはずだった(リズム隊だけが入れ替わる予定だった)のですが、僕が「ギターやりたいッス」とダダをこねたら「あ、そう?いいよ。じゃ、俺ピアノやるよ」と言ってくださってね。なんとその場で、譜面も一切見ないで一発で弾いちゃったんですよ。しかも、金髪さんは本職だから置いておいたとして、ほかのメンバーでは一番「ちゃんとしていた」、というね。すごいです。ゴイスです。 

 

そして、金髪犬さんこと、木村”Dog”建さん。

木村ケンさんとは、メンバーの中でも一番長くて、今年でかれこれ10年のお付き合いになりました。2000年に行われた、GlobeのKEIKOちゃんのソロツアーが最初の出会いでした。当日、打ち合わせに遅刻してきたんですよね、ケンさん。髪の毛は真っ黒だったんですが、やっぱり髭(鼻の下にもあった)に真っ黒なサングラスで、「あまり目をあわせない方がいいのか」とか思っていましたが(笑)、まさか、こんなにも長いお付き合いになるとはです。本当に沢山の現場でご一緒しました。だから、今回も主に僕とケンさんの二人がメインになるシーンがあったんですが、「ですよねー、そうきますよねー」というのが分って、面白いです。

 

僕が「えー、マリオさんドラムなの?で、充さんがベース?じゃあ僕、ギターやりたい」って足をバタバタして木村建さんの前でダダをこねましたら、「いや、あのよ、変わってやってもいいけどよ、俺、ピアノ弾けねぇからなぁ・・・」ということで、「じゃあジェイクサンにピアノ弾いてもらって、建さんがジェイクさんのギター弾いたら、全員が変わることになりますよ」って、都合のいいことを言ったら「あー、そうか。ま、いいか」と快く。ということで、工作大好きジェイクさんお手製、スーパーフライングV417モデルを引き倒す金髪犬さんです(Tシャツにご注目)。

 

ちなみに・・・、

 

・・・当日の楽屋ではこんなお宝光景も見れましたよ

 

さてさて、そして、僭越ながら僕です。

いやー、昨年も良く食べました。(それ?)

今年も、美味しいものを、沢山ね(・・・そこ?)

えー、来月には、いよいよ例の本も出ますし(これからしばらく、また怒涛の校正、リライト週間に入りますです)、そして、またそれ以外にもきっとまた色々と面白い一年になるのではと思っております。 どうぞ本年も、よろしくお願いいたします

 

スペシャル・ライブのスーパーボーカリスト、YUTAKA・TAIRAKU氏(AB型)と、ダダをこねて勝ち取った念願のギタリストの座を満喫する人。そして、後ろからこの熱いセッションを生暖かい目で見ているのは、へきるちゃんの現場のローディーチーフのK松ちゃん。このK松ちゃん、YUTAKA氏、僕は、全員同じ年です。

いやぁ、楽しかったです。当日のDVDは一生の宝物ですよ

 

こんな素敵で、面白くて、頼もしくて、とにかく楽しい人たちは、決して、ただバラバラに集まっているわけではありません。僕たちが集まっているのは、

 

 

すべては彼女のため。椎名へきるちゃん袖の元に集まった仲間たちなんです。そして、へきるちゃんがいなければ、この仲間との出会いも、この楽しい現場も、あの熱いライブも無かったのです。彼女こそが、流れを作り出した、全ての源なのですよね

 

心から、ありがとうを。

 

そして、また近々皆で集まって、さらに楽しく騒ぎましょう

 

ではー。 



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