ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




最初に買ったのは、まだ15歳の頃ですから、・・・もう、にじゅう・・・なな年前・・・はうっ

おっそろしいなあ

あの頃からで、もうすぐ三倍も生きちゃったことになるじゃないですか(笑)。

 

そう、そんなキーボードマガジン

 

毎月、発売日に必ず買って、本棚の一番いいところに並べて置いて、何度も何度も繰り返して読んでました。

3年も4年も前の号とかでも、時々引っ張り出してピアノの上に広げて、ペラペラ捲りながら練習したりしてね。

 

なんだかんだ、15年間近くは、ちゃーんと買ってましたねー。今でも、ぜーんぶ取ってありますよ。実家に、ですが

(うち、何冊か「これは」というのは、持ってきてあります)

 

なんで15年くらいで買わなくなっちゃったかと言いますと、いつしかね、コンピューターを使った音楽作りが一般的になって、

キーボードマガジンも、そういう記事とか広告が多くなってしまった時期があったんです。

もう、誌面の半分近くがコンピューターの操作とか、新しいソフトウェアとかの記事とかで、昔みたいに「特集 ジョンロード奏法」とか、「ロック・ピアノの定番リフ 徹底解析」みたいな、

「弾くための記事」が減っちゃったんですよ。VOWWOWの新譜が出れば「全曲解説 厚見玲衣特集」なんてのがあったりね。もう、これは勿論、ここに持ってきている一冊ですけど(笑)。

 

それがどんどんパソコン雑誌みたいになっちゃって

極端な話「僕は、こんなマウス使って作業してます」みたいな感じになっちゃって(←まあ、そこまでではないですが、でもニュアンスとしてはそんな感じ(笑))。

 

で、買わなくなっちゃったんですよ

 

勿論、僕だってパソコンを使って色々と作業はしますが、でもね、それはまた別な話で。キーボードマガジンは、キーボーディストの為の本であって欲しくて、コンピューター・ミュージック・クリエイターの為の情報本ではないだろう、と。

正直僕も、本屋さんで見ても、ペラペラとは見ても、買ってまで読むことはなくなっちゃってて。

 

そしたら、数年前から年に四回の季刊になっちゃったりして。

 

でもね、ここ最近、軌道修正をしたんだそうです。コンピューター・ミュージックの専門誌もあることですし(「DTMマガジン」等)、宅録(自宅録音)に関してなどの技術的な情報はサンレコ(「サウンド&レコーディング・マガジン」)でいいじゃないか、という話になったそうで、

 

めでたく、キーマガ(キーボードマガジン)は、「プレイヤーの為の専門誌」として、帰ってきたわけなのです。良かった良かった

 

そして、最近の充実っぷりはなかなかのものだと思います。なんだか、逆にちょっと頑張りすぎじゃないかってくらい、プレイヤーにとっては情報の宝庫です。

編集者の方自ら「いやー、詰め込みすぎちゃったかもしれません(笑)」なんて言うくらいですから。

でも、季刊ですし、興味のある課題などは、ゆっくり取り組んでいけますし、これくらいあってもいいかもです

 

でも願わくば、・・・また、月間になって欲しいですけどね

ギターマガジン、ベースマガジン、リズム&ドラムマガジンは月間をキープしてますから、ここは是非ね。

でも残念な話ですが、正直、こういう専門誌を見てると沢山いそうですが、実際、キーボーディストって、少ないですからね。がっこーとかでも、全然少ないですもの。さみしーよー

 

ビートルズやローリングストーンズに、もしもキーボーディストが「メンバーとして」居たら、状況は全然違ってたはずなんですけれどもね(笑)。

 

ただ、・・・昔みたいな、スーパースターが今は居ないのも、ひとつアレな要因かもしれませんね。他のパートには、やっぱり若い人が憧れるような人がいますもの。

 

・・・と、偉そうにこんなことを書いていないで、ならば、わが身を恥じるべきなのですが

 

 

しかしここに、是非とも読んでいただきたい号が

 

さて、いよいよ安全地帯さんツアーのライブレポ、そして、僕と松田さんの機材レポ、さらには、僕たち二人のインタビューが、カラー3ページに渡って掲載されたキーボードマガジン2011年1月号が、昨日発売になりました

 

勿論、海月の写真も載りましたよー

 

あと、今号では、巻末の「バイヤーズガイト2011」の23ページの機材レビューも書きました。僕の大好きな、カワイのデジタルピアノの最新版、MP10をご紹介しています。

よろしかったら、ご一読いただければと思います。

よろしくどうぞですー

 

 

あ、そして、いつものコラムも、175ページに、勿論あります。

 

で、こちらの写真も、今回は海月なんです。むふふ(笑)。

 

ではー。



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