実は、僕の海月を制作してくださったVoyagerさんが、昨日愛知からこられてね、東京でライブをされたんです。
ゆかりの方たちが沢山応援に駆けつけたのですが、僕は残念ながら伺えなかったのですが。
が、Voyagerさん、なんと今日、愛知にお帰りになる前に、ご友人であり、やはり海月の制作を手伝ってくださったTさんと二人、
僕の家に寄ってくださって、海月のチェック&メンテナンスをしてくださったのです。
海月の蓋が開き(っつってのアクリルなので、いつも見えるんですが(笑))、配線があらわになる(←これが嬉しい人って、たぶんどうかしてます(笑))、
ということで、こういうマニアックな集まりの匂いを絶対に逃さない(笑)、ご存知エージさんやエレカフェさん(お二方とは、あのGWトリビュートライブでご一緒させていただきました)も駆けつけてくださって、
顔を合わせて2分後には、
「80番・・・それと85番ですね」
「リーケージノイズが少し大きいかな」
「このトランジスタプリからのケーブルをシリコンでシールドしてプリセットバーとのショートをフセグコトデドローバノトランスノコンデンサ」
「・・・プ9sigひds☆r@wC3□6@0‘‘4jnだjんq4えt;あwせdrftgyふじこー」
と、宇宙語が飛び交っていた(笑)、今日の僕の作業部屋でした。
いやー、楽しかったですー。そして、勉強になりました。
VoyagerさんとTさんはまるで、お医者さん。作業をしている様も、まるで手術。
改めて、海月は生きているってことを思い知らされましたよ。これは電気(エレクトリック)楽器で、電子(エレクトロニック)楽器じゃないんだ、って。
人間でいえば、生身の人間と、アンドロイドほどの差があるんですよ、やっぱり。
その日の体調もあるし、その時の機嫌もあるし、身体が冷えてる時、暖まった時での動きも違うし。
「よーしよ-し」って、声をかけて撫でてやれば、きっと応えてくれる。
そんな気がしてくるのですよ。
・・・あ、そこの方。
今、
「うへえ、気持ち悪いなあ」
とか思いましたか。
いや、それで正常かもしれませんです(笑)
作業の記録を撮っておこうと、カメラを片手に参加していたのですが、
みなさんが「あーだ、こーだ。あれ?」って真剣にやってるそばで、ファインダーを覗きながら
「・・・いやあ、綺麗だなあ(うっとり)・・・」
って思わず言ったら、
みなさんに爆笑されました(笑)。
でも、本当に綺麗なんですよ。Voyagerさんたちによって考え抜かれたこの設計の妙、そして、この気の遠くなるような緻密なワイアリング、
もうこれは・・・芸術だと思いますですよ。
そしてこれは、52年も前の楽器です。システムの原型、エンジンは、ほぼ全てその頃に作られたものです。
そんな昔に、この楽器を思いついて、設計を考えた人とか、それを実際に作っちゃった人たちって、
宇宙人じゃなかろうかと思います。
そうそう、でねでね、この
・・・あ、寝てる人発見(笑)。
というわけで、続きは近日公開予定の特設サイトにて。
現在、半分ほど出来上がってきておりますが、尋常じゃないマニアックなページになっております。
どうぞ、ご期待下さいね。あ、「覚悟して」下さいね、かもー。いやっほー(笑)。
ではー。