せんべい、というと、アラレちゃんも浮かぶ世代ではありますが(連載第一回目から、リアルタイムで読んだ覚えあり)、
でも、お煎餅そのものが、僕ら日本人にちとってはトラディショナル・スナック。
お煎餅を食べたことがないという日本人は、おそらく、いないでしょう(まだ歯が全然生えていない世代は除く)。
お煎餅、大好きなんです。
熱いお茶とお煎餅とかね、もう、言うことないですよね。完璧です。
焼きたて、とかを露店で売っていたりしますと、気が付くとお店の前で思わずお財布を出しております。
今は色々ありますが、やっぱり、昔ながらのお醤油味のがいいですねえ。
小学生の頃、塾に通っていたことがあるのですが、なんたって、学校が終わってから行くでしょう。
夕ご飯は、家に帰ってからだったんだと思うんですが、
とにかくもう、尋常じゃなくお腹が空きましてねえ・・・。
それが理由で、勉強になんて、ろくすっぽ身が入らないわけですよ(言いわけですが)。
そこで、塾の売店で売っている、一枚20円の醤油のお煎餅「石作」・・・ならぬ「名作」。
石作、って読めるので、そう呼んでいました。
ほらね。
で、これを袋のまま割って、ひとかけらずつね、
ほんと、ちょっとずつ、ちょっとずつ・・・味わいながら、食べるんですよ。
塾の廊下で。
・・・ん、廊下で・・・・って、なんか最近も聞いたことがあるような(笑)。
ともあれ、僕にとって、一番美味しいお煎餅は、この超空きっ腹にひとかけらずつ入っていく「名作」なんです。
また食べたいと思ったら、なんと、・・・製造元の会社は倒産してしまっておりました。探している人も多かったみたいですね・・・(こちら)。
先ほど知りましたが、この「名作」は、「第18回全国菓子博 総理大臣」を受賞しているお煎餅だったのですね。
「石作」とか呼んでしまっててすみませんでしたー。
僕たちにとってのお煎餅は、
例えば、アメリカ人にとっての、
ジェリービーンズか。
フランス人にとっての、
マカロンか。
イギリス人にとっての、
スコーンか(湖池屋のあれではないです)。
オーストラリア人にとっての、
タムタムか(これ美味しいです。好きです)。
あるいは、アフリカ人にとっての、
マンダジか(揚げパンです)。
……知らないですよね(笑)。
ともあれ、僕たちのソウルフード、せんべい、万歳。
わははははは。
日本では、
鹿氏たちも、毎日必ず食べてます。
ではー。