いくらと、うにを頂きました。
頂きものは何でもありがたいですが、これまた、とってもありがたいことです。
いくらはお醤油漬け、
うにはなんと、海水につかった状態で、出発先をみますと、北方四島からのものでした。
ずいぶんと長い旅をして、うちの食卓まで来て下さったものです。
ようこそ、いくらちゃん!
ようこそ、うに・・・く、くん!
うにはいないのかな、サザエさんには。
母の妹にあたります、叔母がおります。
大変に明るく、よく笑う優しい人で、40年以上も経過した今でも、
自分の中で「〇〇お姉ちゃん(←そう呼ばされておりました。まあ、僕が生まれたとき、20代になりたてでしたので)」のままイメージが全然変わらないのが不思議なのですが、
それはもしや、あちらも同じことで、
僕の話になると、よく
「ずいぶん、おむつ替えてあげたのよ」「しょっちゅう、おんぶしてやったんだから」
というのですが・・・ふむ。
お互いの初期イメージというのは、その時のまま、醤油漬けならぬ、
冷凍保存されているのかもしれませんね。
ときに、そんな優しい叔母が、記憶の中で二度だけ、僕に声を荒げて、大変に怒った記憶があります。
一度は、僕が下らないイタズラをして、あっという間にバレたのに「僕は、やってない!」と言い張った時。
100人が見ても、全員、完全に僕がやったことがわかるイタズラですので、
自分でも後ろめたさで一杯なのですが、
何でああやって
「だってやってないもん!やってないー!!」
なんて、言い張るのでしょうね。泣きながら(笑)。
最終的にどういう結末になったかは覚えていないのですが、
(自分に都合の悪いことは忘れるタイプなのです。見事に、完全に記憶から無くなります。僕の頭の中の消しゴムは優秀なのです。)
あれはあれで、いい経験になりました。
子どもって、かわいいですよね。
・・・かわいいですよね(笑←張本人のおまえがいうな、という)。
で、もう一回が、いくらを食べた時なのです。
まだ小学校1~1年生くらいのことだと思いますが、僕が、止めどもなく「もっといくら食べる!もっといくら食べる!」と、
、いくらを、”なんの遠慮も無しに”、自分のご飯にかけたか、そのまま食べた(笑)のだと思います。
何度
「生ものなんだから、子どもはもうやめときなさい」と母にたしなめられても、
「いやだ!もっと食べる!もっと食べる!」と、しまいには、テーブルに身を乗り出して、いくらに手を伸ばしたとき、
「もう!いい加減にしなさい!一体、いくら、いったいいくらすると思ってるの!!」
と、叔母が怒ったのです。
「いくら、いくらするとー」
「いくら、いくらするとーーーー」
僕の頭の中では、この時の記憶は、この言葉を聞いた瞬間以降の記憶がございません。
はたして、言うことを聞いたのか、あるいは、そのまま、食べ続けたのか。
叔母は覚えているのでしょうか。
こんど会う機会がありましたら、訊いてみようと思います。
あ、その時は、いくら、いくらか持っていかないと。
ね(笑)。
ではー。