
毎日のように
「今年一番の暑さです」
と。
まだ五月ですのにねえ
。
でもまあ、えらく気持ちの良い天気で、
散歩であるとか、
ベンチでアイスかおにぎりでも食べるとか、
川原で座ってみるとか、
そういうのがしてみたいような素晴らしい気候ではありますが、
僕はスタジオや教室の中におりますです。
元来、音楽には外も中もないと申しますか、結構に野外、屋外というのも音楽にはもってこいのシチュエーションなのは、
野外の音楽堂の存在や、フェスティバルなどでも皆さんよくご存じかと思います。
でもまあ、やはり多くの楽器は、温度変化には弱いですし、湿気にも弱いですし、
基本、練習は室内というのが当然といえば当然なのです。
当たり前のようですが、
でも、
このように、自分の相棒が、内が似合うものか、外が似合うものか。
これは人生の選択においても大変重要ではないかと思います。
ボールひとつとっても、
野球のボールや、サッカーボールが相棒ということでしたら、
これは外へいかねば、やはり、はじまりません。
一方、バスケットボールや、卓球のボール、あるいは、ボーリングのボールなどでしたら、
室内ということになりますよね。
楽器の場合は、・・・でもこれも面白いのですが、
サックスやトランペットを、部屋の中で思いっきり吹ける環境となりますと、これは大変に恵まれたといいますか、限られた環境ですよね。
ドラムもおなじくですが、こちらの方が事態は深刻かもしれません。
多くの音楽マンションも、打楽器は禁止というところも少なくありませんし・・・
。
ですので、管楽器は、結構に屋外に練習場所を求めるケースが少なくありません。
となれば、雨の日は、練習がままならない、暑い日は大変で、寒い日は、とても寒くてつらい、ということになります。
かくして、ピアノは。
生ピアノは、当然、それなりに大きな音がします。
同じアコースティックでも、アコースティックギターとアコースティックピアノでは、何倍もの音量差があります。
(かくして、アコースティックギターはオーケストラに入れなかった、ということです。他の楽器に比べて、音が小さすぎたということです。)
ですので、生ピアノは、これはなかなかですが、デジタルピアノの発達で、
これは、もしかしたら、必然の発達なのでは、と最近思うようになったのですが、
ピアノは、音量問題からは、ひとまず解放されているのが現状です。
(僕にも、MP9500という大切な相棒がおります。)
もしも、デジタルピアノが開発されていなかったら。
そして、音量問題で、家で思うように、ピアノが弾けなかったら。
・・・河原に、ピアノをひっぱっていきますか(笑)。
いやはや、
世の中、どうなっていたでしょう。
僕も、どうなっていたでしょう。
人生、変わっていたのでしょうねえ・・・
。
ではー。