こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
満天通り商店街は、わたしの頭の中にある空想商店街である。
今日も今日とて、ある商店の1日が始まっている………。
もちろんどこの商店街とも似通ったような、
今やどこにでもある地方のシャッター通りである。
このシャッター通り商店街が、わたしの頭の中でどのように変わっていくのか、
わたしにも皆目見当がつかない。
さてさてどんなことになるやら。
もしかしたら、商店街がなくなってしまうかもしれない。
そんなことが起こらないように頑張っていかなくては。
それでは今日もどうぞ。
空想商店街 「復活弁当」(5)
このお弁当屋さんの名前は「母さんの台所」という。
本田の提案で作られたが、ネーミングは参加した女性たちからの提案で決めた。
最初は、かっこ良く「キッチン何とか」というような名前がたくさん挙げられたが、何となくしっくり来ないねえという実際に店を運営する人たちの意見から、お母さんたちが自宅の台所で作るようなお弁当屋さんを目指すんだから、そのままの名前の方がいいんじゃないのという意見が採用された。
でも結果的にこのネーミングが評判を呼ぶことになったのは、先見の明があったのだろう。
また運営方法なども本田の提案を骨子に、お母さんたちが自分たちで肉付けしていった。
そして運営途中で欠点が見つかったらその場でみんなで話し合って、すぐに直していこうということも、お客さんたちから支持を受ける要因にもなった。
しかし最初この「母さんの台所」を始めようと集まったのは、男たちだったのだ。
それはこの物語とは別のところで述べているので、詳しくは述べないが、ざっとあらすじをたどってみよう。
それは、あの満天通り商店街の総会が、みんなの予想外の、本田にとっては予想通りの展開となった直後から始まった。
例の総会が波乱のうちに終わってから1週間後のことだった。
本田は旧役員からまた呼ばれていった。
名目はお疲れさん会を開きたいということだったが、あの総会のことを考えると、もしかしたら吊るし上げに逢うのではないかと、半ば以上は恐怖のうちに、おっかなびっくりという感じで訪問したのだ。
しかし、商店街にある居酒屋の予約席に落ち着き、「まずは本田さんお疲れさんでした。ありがとう」と言ってビールを差し出された時に本田の危惧はすぐに雲散霧消した。
そのときの四方山話で盛り上がった。
「いや、まあね。ちょっと腹が立ったときもありましたよ、実際のところ」
村上が言った。
「この野郎、勝手なことを、ってね」
「でも本田さんの言う通りなんだよ」大艸がその後を継いで言った。
「俺たちも、心の中じゃ何となくわかってたんだけどなあ。でも第三者に言われて、なんだかやっと目が覚めたっていうか、覚めさせられたっていうか。自分の心の中を誰かに言ってもらって、ちょっとはほっとした部分もあったし………」
「ああ、その通りだな」
3人も相づちを打った。
そうして会も半ばを過ぎた頃だった。
つづく
<6>へつづく。
(このストーリーはフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
あ、そうそう、下記のメルマガ「繁盛店になりたいか!」をぜひお読みください。
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基本的に毎週月曜日の配信です。もちろん無料です。
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群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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もちろんどこの商店街とも似通ったような、
今やどこにでもある地方のシャッター通りである。
このシャッター通り商店街が、わたしの頭の中でどのように変わっていくのか、
わたしにも皆目見当がつかない。
さてさてどんなことになるやら。
もしかしたら、商店街がなくなってしまうかもしれない。
そんなことが起こらないように頑張っていかなくては。
それでは今日もどうぞ。
空想商店街 「復活弁当」(5)
このお弁当屋さんの名前は「母さんの台所」という。
本田の提案で作られたが、ネーミングは参加した女性たちからの提案で決めた。
最初は、かっこ良く「キッチン何とか」というような名前がたくさん挙げられたが、何となくしっくり来ないねえという実際に店を運営する人たちの意見から、お母さんたちが自宅の台所で作るようなお弁当屋さんを目指すんだから、そのままの名前の方がいいんじゃないのという意見が採用された。
でも結果的にこのネーミングが評判を呼ぶことになったのは、先見の明があったのだろう。
また運営方法なども本田の提案を骨子に、お母さんたちが自分たちで肉付けしていった。
そして運営途中で欠点が見つかったらその場でみんなで話し合って、すぐに直していこうということも、お客さんたちから支持を受ける要因にもなった。
しかし最初この「母さんの台所」を始めようと集まったのは、男たちだったのだ。
それはこの物語とは別のところで述べているので、詳しくは述べないが、ざっとあらすじをたどってみよう。
それは、あの満天通り商店街の総会が、みんなの予想外の、本田にとっては予想通りの展開となった直後から始まった。
例の総会が波乱のうちに終わってから1週間後のことだった。
本田は旧役員からまた呼ばれていった。
名目はお疲れさん会を開きたいということだったが、あの総会のことを考えると、もしかしたら吊るし上げに逢うのではないかと、半ば以上は恐怖のうちに、おっかなびっくりという感じで訪問したのだ。
しかし、商店街にある居酒屋の予約席に落ち着き、「まずは本田さんお疲れさんでした。ありがとう」と言ってビールを差し出された時に本田の危惧はすぐに雲散霧消した。
そのときの四方山話で盛り上がった。
「いや、まあね。ちょっと腹が立ったときもありましたよ、実際のところ」
村上が言った。
「この野郎、勝手なことを、ってね」
「でも本田さんの言う通りなんだよ」大艸がその後を継いで言った。
「俺たちも、心の中じゃ何となくわかってたんだけどなあ。でも第三者に言われて、なんだかやっと目が覚めたっていうか、覚めさせられたっていうか。自分の心の中を誰かに言ってもらって、ちょっとはほっとした部分もあったし………」
「ああ、その通りだな」
3人も相づちを打った。
そうして会も半ばを過ぎた頃だった。
つづく
<6>へつづく。
(このストーリーはフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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