言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

価格の設定

2012-04-03 09:05:05 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

朝から目がかゆいですね。
曇っています。
これから天候は雨と風に傾いていき、夕方からは暴風雨になるということ。
先日よりも強く吹くらしいです。

他社との兼ね合いや競争を考えた価格設定にするのではなく、マクドナルドにとってもお客様にとってもベストな価格を設定していこう。
(「ハンバーガーの教訓―消費者の欲求を考える意味(角川oneテーマ21) 」原田永幸著より)


あなたは自分の店で販売する商品の価格設定は、どのようにしていますか。

仕入れ商品なら、単純に仕入れ価格を数十パーセントで割るという価格設定ですか?
自社で作った商品なら、原価計算の上に単純に粗利分を加えた価格ですか?

それならただ商品を、単純に、消費してもらえる商品を販売するというだけの、結局“作業”でしかないですね。

それとも、競合他社の販売価格を見た上で、その下をくぐるという価格ですか?
これこそ何の頭もいらない誰でもできることで、商いの醍醐味が全然ありませんね。

商いとは、商品の価値を販売することであって、商品をただ単純に売ることではありません。

商品には、その商品が世に出たという段階で、何らかの価値があるはずです。
何の価値もない商品なら、消費者が手にする必要もないわけですから。
そんな商品を提供しているのならすぐに引っ込めてしまいましょう。その方があなたの店と消費者双方にとって有益です。

商品の価格設定ひとつとっても、商いをしている方には醍醐味になります。

自分はこの商品をいくらで販売したいかという思惑が当然あります。
しかしそれが消費者の思惑と一致すれば、いいのですが、なかなかそうはうまくはいきません。
そこで市場を見ることが必要になってきますが、冒頭にあげた文章のマクドナルドのCEO原田永幸さんは、マクドナルドで販売する商品の価格は、その商品がお客様の手に渡る際にいただくお金の価値に相応しいものにしようということを言っています。
他店の価格との関わりは排除して、送り出すのに相応しい価格にするということですね。

原田永幸さんは、そうして一時落ち込んだ業績を見事に回復させ、さらに昨年、今年と、売り上げ、利益を上昇させています。


要するに、自分の店で販売する商品の価格は、その商品の価値を付加したものにするのがいいんです、ということなんです。
単純に原価に粗利分を乗せるというような誰にでもできる価格設定ではなく、粗利の多寡ではなく、価値の多寡に重きを置いて価格をつけようと。

例ですが、ここにひとつのサービスがあり、そのサービスの価格が例えば980円とします。
最近そのサービスに使う資材を、今までの2倍の価格の資材を使うサービスを始めるために、プレミアム版として販売し、資材が2倍なので単純に価格を2倍の1,960円にしたという例がわたしのコンサル先でありました。

これは悪い価格設定の見本のようなものです。
これだとお客様はただ単純に2倍しただけだから、2倍の価値しかないものだと思います。
価格というものは、そんなに単純につけるべきではなく、お客様が納得できる価格、お客様がより得をしたという価格にするべきだと、わたしは強く言いました。

上記のサービスだって、今までよりももう少し時間もかけるようにすることで、2,980円で販売することだってできるわけです。
その方がお客様にもよりプレミアム感を感じてもらえるわけです。
お客様にもっと喜ばれて、粗利も倍以上いただけるという、これこそが商いの醍醐味ではないでしょうか。

価格設定というひとつの過程も、こう考えるとエキサイティングですね。

販売側が売りたいという価格と、お客様がその価格なら欲しいというその接点を、いかに見つけることができるか。
そこからその商品に一番相応しい価格が生まれてきます。

安いとか高いとかという基準ではなく、その価値がどれほどのものであるのかということを考えた上で、価格設定はするものであると私は思います。

いつものようにまとまらない文章ですみません。




それでは今日はこれで。
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