麻雀との出会いは昭和28年、赴任先のK市の職場、早速に先輩のU氏から手ほどき、一通りの説明を受けて,実戦に入るが、上達するには最初から多少でも掛け麻雀だと言われて、教授料の名目で、お支払いする日が続く。
当時の娯楽として、立てばパチンコ、座れば麻雀、歩く姿は千鳥足と言われたほどに,爺と同年代の元青年達には,徹夜麻雀なども体験しながら、それぞれ楽しんだであろう。
当時は雀荘等はなく、今は警備員の仕事だが職員二人による夜間勤務時に職場の一室を利用してのゲームが殆どで、当日の宿直要員は事前に二人の仲間を誘い、爺のような独身で下手なやつは、いつも第一候補、断る理由もなく、チリも積もれば、高い月謝を払ったもの。
職場内外での親睦行事として、盛んに行われた時代は終わったようで、30年近い麻雀歴の爺、上達することもなく、リズムに乗って「ツケば勝つ」、大勝ちも大負けもしない消極的な麻雀だが最近は、インターネット上で顔の見えない3人を相手に頭の体操を兼ねて楽しんでいるが。