爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

爺の爺

2009年05月17日 | ブログ

母方の爺さん,元々は大工だったそうだが、爺が物心ついた頃は、呉服商の主として普段は和服姿しか見たことがない。

店の切り盛りは爺さんの姉のオカネ婆さんで、隠居さん的な存在だったのか、普段は殆んど店に出ることもなく,居間の囲炉裏端に座り、キセルで煙草をふかしながら茶飲み仲間相手にお茶を飲みしている姿と夏の鮎釣りシーズンになると釣り竿を担いで河原へ通う爺さんの姿が記憶にある。

周りから薬の好きな爺さんだと言われるとおり、昭和10年代半ば頃の薬、中身は知らんが、お茶と一緒に飲んでいる様子は何回か目にしたし、茶飲み仲間相手が飲んでいる薬まで欲しがり「一服俺にも分けてくれ」と味見するほどの薬好き。

爺の小学生の頃、鉄道員だった親父の仕事の関係で年末年始は母の実家で過ごしたのか、大晦日に大福帳持って掛け取りに回る爺さんと一緒だったのが、おぼろげに覚えている。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする