爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

便利のようで

2011年03月16日 | ブログ
東北関東大地震の悲惨な現状、あまりにも残酷し過ぎて被災者の心情を思うと食べ物も不味く、何かをしようとする意欲も湧かず、すっかり滅入っている気持ちだが、何も知らないワンチャンだけが癒してくれている。
地震発生と同時に、被災者はもとより、大多数の方が身内や知人の安否確認のため、何度ボタンを押しても通じることのない家庭用電話、携帯電話、不安と、いら立ちを覚えながらも、あきらめずに根気よく押し続けたであろう。
高齢者の殆どは子供から、緊急用にと与えられ、普段は手軽に連絡しあえて便利に利用している携帯電話、計画停電に伴う節電で、生活に混乱をもたらす、オール電化製品、あらためて危機管理意識の無さを痛感。
物の無い時代を体験した爺たちの年齢層でも、豊かさに慣れ切っているが、今は、被災者を思い、戦時中の国民の合言葉、「欲しがりません勝つまでは」の精神で行きたいもの。

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