爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

物の今昔

2011年07月13日 | ブログ
第二次世界大戦中のスローガン「欲しがりません勝つまでは」「贅沢は敵だ」、小学生だった爺、大人達から良く聞かされた言葉だが、今思えば、もともと豊かでない時代、一部の金持ちへの警鐘だったのだろう。
終戦後の混乱期は中学、高校生だった爺、当時一番欲しかったものを問われれば「白いご飯と詰襟の学生服」と答える、校内で頻繁に起こる弁当泥棒、食料事情による臨時休校、親父や叔父の古着を加工した服、今では懐かしい思い出ばなしだが。
今日まで、流行を追うこともなく、無駄遣いした認識もないが、家中に眠っている数々の品、捨てるに捨てられず、原発事故による電力不足で大量生産、大量消費、大量廃棄の経済構造が変われば、少しは解消されるのかも。
両親が揃えた寝具、衣類、家具、調理用品等々、一部は震災被害者に役立てたものの、殆どは焼却することになるご時世、息子達のためにも「欲しがりません年寄りは」「買い物は控え目に」を心がけたいもの。




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