爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

長男と三女

2017年11月01日 | 日記

家内が爺に向かって言う、あんたは長男で初孫だったから、周囲から可愛い・可愛いで育てられ、魚はむしってもらい、固いものは噛み砕いて食べさせてもらっていたと思う、魚の食べ方は今も下手だし、歯も胃腸も弱かったし。

三女の私は、また女かと、がっかりされて生まれてきたと思う、周囲からも、ちやほやされずに育てられた御蔭で、魚の食べ方も上手、歯は今でも全て自分の歯、胃腸も丈夫だと。

お互い生まれも、育てられ方も異なる二人、想像の話とは言え、その通りかも、少子化の今は長男と長女だけと言っても良い時代、爺と同じ育てられ方をしている子供もゼロでは無かろう。

それでも、揃って84歳になる長男の爺と三女の家内、まだ介護保険を利用することもなく、諸々の幸運に感謝しながら、結婚59年目を穏やかに過ごす日々である。


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