80才の頃からは、よそ行きの服を着て出かける機会も少なくなり、衣類を新調することもないまま、もったいない精神もあって、残り物の衣類を交互に着ながら過ごしている。
そろそろ、とっくりのセーターを新調しようかと、だいぶ前に利用したことのある小さな毛糸とセーター専門店を訪れた、80代になったという老夫婦が杖を使いながらも、頑張っていた。
奥さんが、今はタートルネックと呼び名が変わりましてねと言いながら、爺と家内に見合った製品を何点か出してくれた中から、気に入ったタートルネックを買い求めることが出来た。
久しぶりに同年代のご夫婦とお喋りしながらの対面販売を楽しんだ、買い物を済ませてから、お客も来なかったので、爺はご主人と家内は奥様との話が弾んで四方山話でひと時を過ごしてきた。