平成生まれの若者は知らない人が多いと思うが、爺の現役時代は、土曜日は学校や役所・企業などの多くが現在のような週休二日制ではなく、午後からお休みで、土曜半ドンと言っていた。
半ドンとは、オランダ語で日曜日をzondagという言葉が訛ってドンタクになり、休日を意味するようになり、官庁が土曜半休となった折に、半分のドンタクなので「半ドン」と呼ばれたとある。
昭和46年から2年間の単身赴任だった頃は、半ドンの土曜日が待ち遠しかった。金曜日になると、明日は半ドン、小学生だった二人の息子たちに会えると思うと、気分も浮き浮き、仕事の能率も上がった。
加齢とともに、今はすっかり気弱になってしまった。医療機関が半ドンや休日になると、風邪を引かないように、転ばないように等々気配りしながら月曜日や大型連休が明けた日は、ほっとする。