日本人の多くは仏教の様式でお葬式を出し、お盆やお彼岸には毎年お墓参りをする人は国民の過半数を大きく超えており、墓前で手を合わせるのは仏様への礼拝の方法である。
爺も毎年お盆には故郷へ帰省してお墓参りをしていた。故郷の仏壇には過去帳だけでお位牌が無いので、住職に尋ねたら、浄土真宗では過去帳がお位牌になるのだと言われた。
両親が亡くなってから、過去帳だけでは寂しく、家内の実弟(日蓮宗の住職)と相談して、両親のお位牌と先祖(3人の弟)のお位牌を作ってもらい、我が家の居間に安置して手を合わせてる。
独身時代は墓参りもしなかった爺も寺の娘と結婚してからは、自然に仏様に手を合わせるようになり、仏になる日も近くなった今では、毎朝、お水を変え、線香とローソクを灯している。