kikoがスタート

2005年8月にスタートしました。
私が観た(見た)、感じた、覚書き、気になることを書いてます。(^^ゞ

国指定 「重要無形民族文化財」 三上のずいき祭

2009年10月12日 | 大阪・滋賀・奈良 他
三上のずいき祭は里芋の茎を用いて作った「ずいき御輿(みこし)」を奉納することから
三上のずいき祭と呼ばれていますが、古くは「若宮殿相撲御神事」と呼ばれていました。

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<御上神社は、三上山をご神体山として、鎌倉時代の国宝本殿です。
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縮小画像にマウスを乗せて大きい画像でご覧下さい。

ずいき祭の5日前の 「甘酒神事」“献紅鮭祭(あめのうおまつり)”
各頭人は御上神社にお参りして、酒・甘酒・めずし(タデずし)・青菜漬などと
鯇(あめのうお)を社殿に供えて、神事の無事を御祈願されます。

3日前は「湯立て式」
各頭人が神社から宮水を頂いて、自宅にて釜で湯を沸かし、神職が笹を使って
釜の湯で屋敷の周囲を清め、御輿の上に立てる榊を床の上において神移しをされます。

2日前の「ずいき刈り」
早朝に御輿に用いる上質な芋茎を刈り取り、洗って御輿づくりの準備をして御輿を作り始めます。

1日前は、「お菓子盛り」「頭渡し」
「お菓子盛り」とは、芋茎を適当な長さに切って御輿の胴、屋根。下り棟を付けます。
屋根には粟と菜種を吹き付けた神紋を付け、胴部の正面には飾り棚を作り粟で囲った土俵に
角力猿の人形を置いて、ずいきの鳥居を建てます。

「頭渡し」は、翌年の頭人を確認する儀式で、翌年の頭人である介頭人と
翌々年の其介頭人(そのすけとうにん)が、それぞれ提灯の明かりで杯を交わして
無言で厳粛に引継ぎが行われます。(ずいき祭保存会の中から抜粋させて頂きました。)

ずいきだけで作られる御輿には、高度な技術が必要で後継者を確保するのは大変だそうです。

~~~~~~~  今日の誕生花  日比谷花壇より  ~~~~~~~ 
花名 : キブネギク      花言葉 : 多感なとき
古い時代に中国から入ってきたと考えられている宿根草です。
京都の貴船山に周辺に多く自生していたことからキフネギクとも呼ばれます。
秋の茶花として伝統があります。
コメント (8)
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